さて、前回のcaffe centroに続いて今回もサンフランシスコのカフェについてご紹介致します。今回は誰かの出会いがあった所ような伝説的な場所ではありませんが、サンフランシスコにおけるカフェの意味を踏まえながら見ていきたいと思います。
サンフランシスコにおけるコーヒーの意味
サンフランシスコでは、前回のcaffe centroや今回のHaus caffeを中心に質の高いコーヒーと落ち着いた空気感のあるカフェが流行っています。ここで言う流行っているとは、実際の消費者だけでなく、コーヒー店自体もそのような様相のお店が増えている事を増えている事を意味します。ではなぜそのようなコーヒーの質や落ち着いたお店の雰囲気にこだわったものが流行っているのでしょうか?
それを知る為には、まずサンフランシスコにおけるコーヒーの歴史とその変遷、またウォール街でのコーヒーの意味を理解する必要があります。
一つ一つ見ていきましょう。
1.サンフランシスコにおけるコーヒーの変遷とその意味
もっともアメリカでは第2次世界大戦後くらい古くからコーヒー文化が生まれていました。そこから様々な歴史的変化があり、消費者のコーヒーに対する需要も変わっていました。コーヒーの過去潮流についてまとめてあるページがあったので、引用して紹介致します。
■ファーストウェーブとは?
サードウェーブ・コーヒーと言うだけあって、過去には第1の波、第2の波というものがありました。まず、第1の波といわれるファーストウェーブとは、時代で言うと第二次世界大戦後~1970年代ごろまでのアメリカのコーヒー文化のこと。
この頃に真空パックが開発され、焙煎コーヒーの遠距離流通が可能になったこともマーケットを大きくした要因の一つです。大量生産で大量消費の時代。品質は後回しのいわゆる「アメリカンコーヒー」が全盛の時代をさしているようです。
■セカンドウェーブとは?
そんな「美味しくないコーヒー」に嫌気がさし、1980年代頃から「質の良いコーヒー」を広めようと、それまでのコーヒーとは違う高品質の豆やエスプレッソマシーンなどを使い始めたのが、アメリカのシアトルから誕生した「スターバックス」。エスプレッソを主流としながら様々なアレンジコーヒーが楽しめ、紙コップでテイクアウトできるアメリカ流のコーヒー文化を世界中に広めました。
日本でも1996年に銀座1号店が出店。ソファが置かれた暖かみのある内装デザインや、当時としては珍しい「全席禁煙」など、その後の日本のコーヒー文化に多大な影響を及ぼしたのは言うまでもありません。
その後、スターバックスは全世界でチェーン展開を成功させていきます。そして2000年以降、そのマニュアル化された大手コーヒーチェーンの「アンチ」として登場してきたのが、アメリカのポートランドなどを中心に人気となっていた「サードウェーブ・コーヒー」ということになります。
■サードウェーブとは?
ハンドドリップで一杯ずつを丁寧に淹れていくスタイルで、地域密着型の店作りが特徴的。よりコーヒーの味を楽しみたいと思う人たちの憩いの場としても人気を集めていきました。その他にも、スターバックスなどの大手コーヒーチェーンと比べていくつかの違いがあります。
【以上はこちらより引用】サードウェーブ・コーヒーと言うだけあって、過去には第1の波、第2の波というものがありました。まず、第1の波といわれるファーストウェーブとは、時代で言うと第二次世界大戦後~1970年代ごろまでのアメリカのコーヒー文化のこと。
この頃に真空パックが開発され、焙煎コーヒーの遠距離流通が可能になったこともマーケットを大きくした要因の一つです。大量生産で大量消費の時代。品質は後回しのいわゆる「アメリカンコーヒー」が全盛の時代をさしているようです。
■セカンドウェーブとは?
そんな「美味しくないコーヒー」に嫌気がさし、1980年代頃から「質の良いコーヒー」を広めようと、それまでのコーヒーとは違う高品質の豆やエスプレッソマシーンなどを使い始めたのが、アメリカのシアトルから誕生した「スターバックス」。エスプレッソを主流としながら様々なアレンジコーヒーが楽しめ、紙コップでテイクアウトできるアメリカ流のコーヒー文化を世界中に広めました。
日本でも1996年に銀座1号店が出店。ソファが置かれた暖かみのある内装デザインや、当時としては珍しい「全席禁煙」など、その後の日本のコーヒー文化に多大な影響を及ぼしたのは言うまでもありません。
その後、スターバックスは全世界でチェーン展開を成功させていきます。そして2000年以降、そのマニュアル化された大手コーヒーチェーンの「アンチ」として登場してきたのが、アメリカのポートランドなどを中心に人気となっていた「サードウェーブ・コーヒー」ということになります。
■サードウェーブとは?
ハンドドリップで一杯ずつを丁寧に淹れていくスタイルで、地域密着型の店作りが特徴的。よりコーヒーの味を楽しみたいと思う人たちの憩いの場としても人気を集めていきました。その他にも、スターバックスなどの大手コーヒーチェーンと比べていくつかの違いがあります。
この様に、歴史の変遷があり、その中でもサンフランシスコの人たちはコーヒーによってよりクリエイティブな時を求め、そのニーズに時代の潮流がマッチして、コーヒーの質や店の雰囲気にこだわったカフェがたくさん生まれてきたようです。
2.ウォール街でのコーヒーの意味
アメリカのウォール街では、多くの人が飲むコーヒーとしては基本的にはスターバックスのコーヒーです。基本的には東海岸の金融街の人たちは、せかせかと町中で眠気をさますためにカフェインを摂取しようとコーヒーを飲みます。そして、彼等が最も多用するのは町中に多くの店舗があり、いつでも飲める。そして、飲みながら次のアポに向けて移動できるスターバックスのコーヒーが多いのです。もちろん、サンフランシスコにもスターバックスの店もありますし、飲んでいる人もいます。ですが、実際に圧倒的に西と東ではスターバックスの数が違います。もちろん地域の大きさに澤ありますが、サンフランシスコとニューヨークにあるスターバックスの店舗数を比較してみても歴然です。サンフランシスコにあるスターバックスの数は約50にとどまり、それに対してマンハッタン(NY)にあるスターバックスの数は194にものぼります。この差を見てみても、改めて西海岸と東海岸にはコーヒーに求めている物が違うというのが伺えます。
また、サンフランシスコの起業家、イメージとしてはジャック・ドーシーやスティーブ・ジョブズなんかをイメージすれば分かると思いますが、彼等をはじめとするサンフランシスコのtech界隈の人たちは非常にクリエイティビティを重視しています。そのため、彼等は東海岸の人々の様にコーヒーに使う時間を短くする事や、カフェインで頭を冴えさせる事はしません。彼等はクリエイティビティを重要視しているからこそ、質の高いコーヒーを落ち着いた雰囲気の店舗でいただくのです。それが彼等のその後の仕事でのクリエイティブさに繋がるからです。
さて、そんなサンフランシスコの落ち着いたカフェがどのような雰囲気になっているのか、Haus caffeを例に見ていきましょう。
立地:
bartと言われる公共鉄道の24th St Mission駅から徒歩で5分です。バス停も駅付近にあるので比較的アクセスは良い方なのでは無いかと思います。住所:3086 24th St, San Francisco, CA
評価:
因にYelp上では次のような評価になっています。・244個のレビューで☆3.5/5の評価
(※詳しくはYelpでご覧ください。)
お店の様子:
入り口からいきなりガラス張りになっていて、非常に開放感のある作りなのが外からも伺えます。
レジもおしゃれ… 。棚とかもほとんどが木造ですね!
天井は高く気分が良くなります。木が建物の多くの部分で利用されているのもいい印象を持ちました。
(PCを持っている人もたくさん…)
入り口とは反対側の壁もガラス張りなので室内が明るくなります。また、外の席も天気が良いときはとても気持ちがいいです。
商品:
基本的なコーヒショップと同じ。食べ物はあまりなく、クロワッサンなど軽いパンがある程度。コーヒーに関しては次の画像で具体的な商品をご紹介致します。
価格帯:
平均的な価格。Wi-Fi&電源などの環境:無料wi-fiあり。電源あり。
wi-fiパスワード付きですが、レジに書いてあります。
また、特にこのカフェは電源が充実していて、6つのコンセントがついている延長コードが多数準備してあります。
開店時間:
月曜~金曜:am7:00~pm9:00土曜/日曜:am9:00~pm9:00
その他特徴:
お店の雰囲気はとても良かったです。まさに落ち着きを提供していました。あれだけ快適にネットをしようできる環境でありながら、木造でかつ光が入ってき易いのでとてもリラックスする事が出来ます。
お店の中はそんな雰囲気とサンフランシスコでも特に充実したネット環境があってか、席に座っている人の8割以上がパソコンを開いていました。
その中には明らかにスタートアップな人(手前の方々)もいらっしゃいました。
サンフランシスコのカフェにはこういう人たちがたくさんいます。
Haus caffeはダウンタウンから少し外れた場所にあるので今回は1組だけでしたが、基本的にはカフェにはスタートアップな方がたくさんいらっしゃいます。
【ホームページ】http://www.yelp.com/biz/haus-coffee-san-francisco
※カフェのネット環境はあれほどまでに整っていたにも関わらずカフェ自体のHPは無かったのでYelpのページを掲載しておきます。
【一部参照】http://diamond.jp/articles/-/16940?page=2
投稿者:@goleador0322