今回はDaveMorin氏について紹介していきます。
DaveMorinは、元FacebookのSenior Platform Managerであり、Facebook Connect,FacebookPlatformの開発者の1人である。その前はAppleにて、プロダクトマーケティングを担当していた。さらに前、大学在学中にDM Design Studiosというスタートアップのfounderであった。
そして、2010年4月にFacebookを退社する。急成長時期のAppleとFacebookで数年働いていたというキャリアの後、再びスタートアップの道へ舞い戻る事となる。
現在、Dave Morinは、SNSアプリであるPathの共同創業者兼CEOであり、Slow Venturesの創業者でもある。デザインを通して、人々を幸せにして生活をより良くする製品を設計したいという思いから、デザイン主導の会社経営を行なっている。
Pathは2010年の11月にリリースされた、クローズドSNSサービスで友達の数の上限を150人(リリース当時は50人)に限定している。思ったこと・写真・動画・音楽・位置情報・寝てるか、起きているか・等を親しい友だちと共有することができる。シンプルで質が高く、プライバシーが確保されてるように作りこまれており、オリジナルのデザインが非常に優れている。
Pathは、最初のラウンドで、Founders Fund, SV Angel,Index Venturesや、著名エンジェル投資先である、伊藤穰一,Kevin Rose(シリアルアントレプレナー。DiggやMilkのCEOであり、GoogleVenruresのゼネラル・パートナーを勤めている。),Paul Buchheit(FriendFeedの共同創業者。Facebookに売却),Marc Benioff(salesforceのCEO),Dustin Moskovitz(Facebookの共同創業者)などから資金調達をしており、非常に注目を集めていた。
Pathは2010年の11月にリリースされた、クローズドSNSサービスで友達の数の上限を150人(リリース当時は50人)に限定している。思ったこと・写真・動画・音楽・位置情報・寝てるか、起きているか・等を親しい友だちと共有することができる。シンプルで質が高く、プライバシーが確保されてるように作りこまれており、オリジナルのデザインが非常に優れている。
Pathは、最初のラウンドで、Founders Fund, SV Angel,Index Venturesや、著名エンジェル投資先である、伊藤穰一,Kevin Rose(シリアルアントレプレナー。DiggやMilkのCEOであり、GoogleVenruresのゼネラル・パートナーを勤めている。),Paul Buchheit(FriendFeedの共同創業者。Facebookに売却),Marc Benioff(salesforceのCEO),Dustin Moskovitz(Facebookの共同創業者)などから資金調達をしており、非常に注目を集めていた。
以降、順調にユーザーを伸ばし、2011年2月1日には、GoogleはPathを$100M+αで買収しようとして失敗したことがtechcrunchで報じられた。
TNWのPath Passes 10 Million Registered Usersという記事によると、2013年4月に1000万ユーザーを突破し、現時点で世界に数千万人のユーザーがいるという。
TNWのPath Passes 10 Million Registered Usersという記事によると、2013年4月に1000万ユーザーを突破し、現時点で世界に数千万人のユーザーがいるという。
Daveが創業したSlow VenturesはDave Morinが2009年に設立した、シード投資(SeriesAも少し)を行うエンジェルファンドである。投資先としては、MakeSpace,Last Guide,Mindie,
Highlight,Technical Machine,Snapguide,YPlan,Weotta,Threadflip,Amenと10社に投資を行なっている。出資額は、$1Mから$12M程度だ。
参照:crunchbase
DaveMorin は、エンジェル投資でも非常に有名だ。 $25K〜$50Kで、確認出来るだけで91社へシード投資を行なっている。
とにかくポートフォリオが素晴らしい…。上に載せた画像は、AngelListからのスクリーンショットだ。
91社はあまりにも多いので、画像に載ってる一部の会社の中で有名なところを一部ピックアップしてみる。
・Airbnb
・Angellist-エンジェル投資家と起業家を繋げるプラットフォーム
・Blue Bottle Coffee-tech系スタートアップ並に投資を受けている上に、とても美味しいと評判のコーヒー屋さん。詳細は、→"コーヒー界の"Apple" Blue Bottle Coffee/ブルーボトルコーヒー(コーヒーショップ)SF BiteBite!"
・Codecademy-YC出身。プログラミング言語関連のオンラインコーディング講座を無料で提供している。
・Wanelo-商品画像をPinterestのようなUIで羅列して表示するEC。
・Quora-ユーザーコミュニティで作成、編集、運営を行うQ&Aサイト。
・evernote
・Pinterest
・Tumblr
・Nextdoor-「近所」を結びつけるSNS
・Twitter
・HotelTonight-当日になってもホテルの予約をできるサービス。
・Bit.ly-URL短縮サービス。
・Dailybooth-YC出身。リアルタイム写真ブログ。
・Sunrise-カレンダーアプリ。
・Nest-iPodの発案者として有名なトニー・ファデルが率いる、学習機能付きサーモスタット等を開発する注目のスタートアップ。
・Eventbrite-主催者のイベント計画立案や価格設定を促し、SNSと連携させイベントの宣伝を行うオンラインチケットサービス。
さらに、アドバイザーとして、AngelList, Causes, ZOZI, Rock Health, TechFellows, Junction Investmentsに携わっており、ボードメンバーとしてEventbriteにジョインしている。
このようにDaveは、今や評価額$1Bを超えるいくつかの会社にシード投資を行なっていることがわかる。先見性が非常に優れている。
Daveは一体どのような人生を歩んできたのだろうか?彼のデザイン能力やアントレプレナーシップはどのように培われてきたのだろうか?
Daveが起業家精神とデザインの能力を身につけたのは、小さい頃からの経験がきっかけとなっていることは間違いないだろう。4歳の時、Daveの祖父はMacPlusを買ってくれた。初期のMacが1984年に発売され、コンピュータに興味を持ち、すぐにMacintoshのデザインに惹かれた。
Daveが実際に作品を作り、コンピュータで設計をするという最初の記憶は、小学生の頃だ。HyperCard(ハイパーテキストを実現した最初の商用ソフトウェアで、1987年にAppleのビル・アトキンソンが開発)に没頭し、プレゼンテーションを作るためにHyperScriptを使用したり、myst(アメリカのパソコン用ソフトメーカー「Cyan」が作ったパズルアドベンチャーゲーム)の劣化バージョンである、Great Adventureと呼ばれるゲームを作ったりした。
他にも祖父から、非常に多くの影響を受けている。彼の祖父は、米国および国際スキー界では非常に有名で、国際スキー連盟(FIS)の副社長だった。FISの会議のためにスイスに行く度に、ライカカメラ、スイスアーミーナイフ、鳩時計ようなものを、Daveにくれた。そして、どの製品にもHelveticaで文字が刻まれていた。彼は写真撮影に熱中しおり、ほぼすべてカメラを持っていた。地下の暗室には、本当に偉大な芸術がたくさんあった。
モンタナ州の小さなヘレナという街出身で、人口は2万5千人程度であった。祖父の家は、50年代に建築され、完全なるミッドセンチュリーモダンであった。Daveにとってそれはケース・スタディだった。照明、キッチンは、すべて非常にデザインを重視したものだった。家の中のすべての製品はブラウンだった。彼は家族の食事のためにスイスからの美しいナイフを買ってきた。夕食のテーブルで私の好きな作品の一つは、手作りの木製のボウルだった。家はスイスの製品で溢れていた。
小学生の8年間を放課後に祖父の家に寄り、Macintoshで何かを作って過ごした。そこはDaveにとってお気に入りの場所で、ライカのカメラを借りたり、Macintoshで異なるフォントを試したり、芸術的な家具を見たりした。当時はフォントに取り憑かれており、すべての種類の異なるフォントを使ったポスターを自室に貼っていた。
そして、祖父デザインの感覚を本当に尊敬していた。
高校では、学校新聞の編集を務めた。手でレイアウトしていたため、他の生徒が帰って、日が暮れるまで作業をしていた。
自分専用の古いWindows 3.1のノートパソコンを持っていたので、どのようにプログラムすれば、web上で何が起こるかを独学で学んだ。
高校卒業後は、1999年にコロラド大学に入学し、素晴らしいコンピュータを手に入れ、Ethernetに熱狂していた。その後Flashが登場し、 クールなFlash introや飛びまわる3Dテキストなどを作っていた。そうしているうちに、ある日、Daveの寮に"$1000で我々のビジネスのためのFlash introを作ってくれないか?”と連絡があった。Daveは驚きながらも、人のためにFlash introやアニメーション、そしてwebサイトを製作する事となる。FrontpageやDreamweaver、Fireworksを習得する。
そして、DMDesignStudios.comを立ち上げる。Dave Morin Design Studiosという意味だ。キャッチフレーズは”“Whatever Your Mind Can Imagine We Can Create.”。
Flash introの技術を持っていたので、当時は大流行だったようだ。これがきっかけで、叔父にビジネスとは何かを聞き、LLCや個人事業主として働くことについて学んだ。独学で税法を学び、学校に行きながらビジネスすることとなる。
この時、Daveは、初めて本格的にアントレプレナーシップやデザインを習得した。
それは、他の方法では絶対に得ることのできない、創造的で信じられないほどの自由だったと語っている。
※Flash intro
フラッシュ技術を使用したアニメーション。ホームページにアクセスがあった際、トップページが表示される前にアニメーション画面を表示させることができる。
Daveは、オフィスにも拘りを持っており、よりたくさんのインスピレーションを受けるために空間・物に大きく投資している。例えば、Pathのオフィスは、眺めのいいSoMaのビルの最上階という場所にある。"美しいものを創るするのであれば、人々は美しいものに囲まれる必要がある"とDaveは言う。事務所は、主にバーやレストランを設計する、建築者のLauren Geremia(ローレンジェレミア)に直接連絡を取りオフィスの設計を任せた。
いくつかのスタートアップや一部の企業のために困難だが、Pathはよく考えられた空間と美しい景色や美しい芸術にお金をかけていている。
やはりそれが、美しく洗練されたプロダクトを作る秘訣なのだろう。
Daveが起業家精神とデザインの能力を身につけたのは、小さい頃からの経験がきっかけとなっていることは間違いないだろう。4歳の時、Daveの祖父はMacPlusを買ってくれた。初期のMacが1984年に発売され、コンピュータに興味を持ち、すぐにMacintoshのデザインに惹かれた。
Daveが実際に作品を作り、コンピュータで設計をするという最初の記憶は、小学生の頃だ。HyperCard(ハイパーテキストを実現した最初の商用ソフトウェアで、1987年にAppleのビル・アトキンソンが開発)に没頭し、プレゼンテーションを作るためにHyperScriptを使用したり、myst(アメリカのパソコン用ソフトメーカー「Cyan」が作ったパズルアドベンチャーゲーム)の劣化バージョンである、Great Adventureと呼ばれるゲームを作ったりした。
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Macintosh plus |
モンタナ州の小さなヘレナという街出身で、人口は2万5千人程度であった。祖父の家は、50年代に建築され、完全なるミッドセンチュリーモダンであった。Daveにとってそれはケース・スタディだった。照明、キッチンは、すべて非常にデザインを重視したものだった。家の中のすべての製品はブラウンだった。彼は家族の食事のためにスイスからの美しいナイフを買ってきた。夕食のテーブルで私の好きな作品の一つは、手作りの木製のボウルだった。家はスイスの製品で溢れていた。
小学生の8年間を放課後に祖父の家に寄り、Macintoshで何かを作って過ごした。そこはDaveにとってお気に入りの場所で、ライカのカメラを借りたり、Macintoshで異なるフォントを試したり、芸術的な家具を見たりした。当時はフォントに取り憑かれており、すべての種類の異なるフォントを使ったポスターを自室に貼っていた。
そして、祖父デザインの感覚を本当に尊敬していた。
高校では、学校新聞の編集を務めた。手でレイアウトしていたため、他の生徒が帰って、日が暮れるまで作業をしていた。
自分専用の古いWindows 3.1のノートパソコンを持っていたので、どのようにプログラムすれば、web上で何が起こるかを独学で学んだ。
高校卒業後は、1999年にコロラド大学に入学し、素晴らしいコンピュータを手に入れ、Ethernetに熱狂していた。その後Flashが登場し、 クールなFlash introや飛びまわる3Dテキストなどを作っていた。そうしているうちに、ある日、Daveの寮に"$1000で我々のビジネスのためのFlash introを作ってくれないか?”と連絡があった。Daveは驚きながらも、人のためにFlash introやアニメーション、そしてwebサイトを製作する事となる。FrontpageやDreamweaver、Fireworksを習得する。
そして、DMDesignStudios.comを立ち上げる。Dave Morin Design Studiosという意味だ。キャッチフレーズは”“Whatever Your Mind Can Imagine We Can Create.”。
Flash introの技術を持っていたので、当時は大流行だったようだ。これがきっかけで、叔父にビジネスとは何かを聞き、LLCや個人事業主として働くことについて学んだ。独学で税法を学び、学校に行きながらビジネスすることとなる。
この時、Daveは、初めて本格的にアントレプレナーシップやデザインを習得した。
それは、他の方法では絶対に得ることのできない、創造的で信じられないほどの自由だったと語っている。
※Flash intro
フラッシュ技術を使用したアニメーション。ホームページにアクセスがあった際、トップページが表示される前にアニメーション画面を表示させることができる。
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SoMa,San Francisco |
Daveは、オフィスにも拘りを持っており、よりたくさんのインスピレーションを受けるために空間・物に大きく投資している。例えば、Pathのオフィスは、眺めのいいSoMaのビルの最上階という場所にある。"美しいものを創るするのであれば、人々は美しいものに囲まれる必要がある"とDaveは言う。事務所は、主にバーやレストランを設計する、建築者のLauren Geremia(ローレンジェレミア)に直接連絡を取りオフィスの設計を任せた。
いくつかのスタートアップや一部の企業のために困難だが、Pathはよく考えられた空間と美しい景色や美しい芸術にお金をかけていている。
やはりそれが、美しく洗練されたプロダクトを作る秘訣なのだろう。
ソース:Dave Morin, Co-Founder/CEO, Path - World of CEOs/User:Davemorin - Wikipedia, the free encyclopedia /Dave Morin - AngelList/Dave Morin - Person Founder @ Slow Ventures | CrunchBase/大物エンジェル投資家のラブコールをうけるソーシャルならぬパーソナルネットワーク”Path”が誕生【三橋ゆか里】 : TechWave/Dave Morin | Fast Company/Dave Morin, Path/Slow Ventures | /Dave Morin: Archive
画像:-CC Search
投稿者:@tamiki_