YC発Android専用メッセンジャー「HoverChat」を使ってみた!



【HoverChatとは?】

今回は直近の昨冬のY Combinatorのデモデーに参加していたHoverChatをご紹介致します。YCのアルムナイチームでありながら、Facebookページの全世界でのlike数は200以下に留まる、あまり認知されていないプロダクトです。
HoverChatは簡単に説明するとAndroidベースのモバイルメッセンジャーで、SMSとも連携させることができるアプリです。



登録時に電話番号を入力させる事で、通話機能やSMS連携の機能も同時に提供しているようです。 現在はローンチから1年弱が経過し、20万以上のDL数、デイリーの新規ユーザーとして8000人を獲得している未だ初期段階の成長著しいサービスです。
スタンプや壁紙の着せ替えも同時に無料・有料の両方で提供していますが、それによる課金での収益は未だあまりたっていなさそうです。どのようにビジネスモデルを確立していくのかという意味でも今後注目サービスです。
※因に、HoverChatの前身であるNinja SMSは同様の機能を持ったプロダクトとして2013年5月にリリースされました。



(Ninja SMSの画像)



とにかく、実際にアプリを起動している画面を見てみましょう!

【チュートリアル(初回起動)】


①チュートリアル
初回起動時のチュートリアル開始画面





②チュートリアル
通話やHoverChatの特徴的なチャット形式への変更方法などを紹介しています。








③チュートリアル
HoverChatの独特なチャット形式の動かし方について紹介








【通常起動】

①初期画面
チュートリアル後、また通常の立ち上げ画面です。
LINEが「トーク画面」から立ち上がるのをイメージして頂ければいいですが、使用履歴がメッセージの相手毎、時間順に表示されます。






②1個のチャットをアプリから独立させて起動





③2個のチャットを起動
いくつでも同時に独立したチャットを立ち上げる事ができます。
閉じたい場合はユーザーを表すアイコンの下の×ボタンで独立したチャットを閉じる事ができます。
ただしこの時アプリや同時に起動中のブラウザなども閉じられる事はありません。




④ホーム画面でチャットを起動


⑤Youtube上でも(動画を再生しながらも可能)



⑥Youtube上で更に横向きでも再生可能です。




⑦チャットを閉じた状態だとどうなるのか
右中盤にある灰色の丸がメッセージ相手のアイコンです。
赤丸は著者が追加しました。





⑧サイドメニュー





⑨スタンプや壁紙はこのように販売されています。





【HoverChatの特徴と戦略】

このHoverChatが非常に独特なのはFacebookアプリにおけるメッセンジャーの様に、会話の部分だけがスクリーン上で離脱し、そのまま利用できると言うことです。
既存の大半のメッセンジャーは他の機能なアプリにメッセージ機能を付属させていたり、そもそもメッセージに関してはそれ専用のアプリが大半なので、メッセンジャーとブラウザや他のアプリなどを同時に使用したい時に、必然的にいちいち起動しているアプリなどを切り替えないといけなくなります。これは今までのみなさんも経験されたことがあるかもしれませんが、非常に不便です。

今後も現在の様にモバイルの機能がより発展し、ユーザーのITリテラシーが向上していく事を考えると、スマートフォン上でのユーザーの行動はより発展的で複雑な物になることが予想されます。
このHoverChatの完全に他のアプリから離脱して、他のアプリやブラウザと同時に起動することができるという特徴は、恐らく将来的にスマホから他のデバイス(より大きなサイズかコンパクトなもの)になった時にも、限られたスペースの中で自由にコミュニケーションを取ることを可能にするはずです。
また、the next webの記事によると、世界中のモバイル端末のOSは78%をアンドロイドが占めているといいます。

これを考えると、webではなくモバイルファーストで、しかもiOSよりも現実的にAndroid端末に焦点をあて、プロダクトをリリースしたことはとても注目に値すると思います。

また、Android端末にしぼって開発をしてきたことを活かして、メッセージのバックアップ機能をgoogle driveやその他のgoogleが管理するソフトによってより充実させています。


一見すると単に独特なメッセンジャーアプリなのですが、どこまでサービス設計をして作りあげてきたのかがとても気になります。今後に注目の"HoverChat"でした!

投稿者:@goleador0322 

YC発Android専用メッセンジャー「HoverChat」を使ってみた!



【HoverChatとは?】

今回は直近の昨冬のY Combinatorのデモデーに参加していたHoverChatをご紹介致します。YCのアルムナイチームでありながら、Facebookページの全世界でのlike数は200以下に留まる、あまり認知されていないプロダクトです。
HoverChatは簡単に説明するとAndroidベースのモバイルメッセンジャーで、SMSとも連携させることができるアプリです。



登録時に電話番号を入力させる事で、通話機能やSMS連携の機能も同時に提供しているようです。 現在はローンチから1年弱が経過し、20万以上のDL数、デイリーの新規ユーザーとして8000人を獲得している未だ初期段階の成長著しいサービスです。
スタンプや壁紙の着せ替えも同時に無料・有料の両方で提供していますが、それによる課金での収益は未だあまりたっていなさそうです。どのようにビジネスモデルを確立していくのかという意味でも今後注目サービスです。
※因に、HoverChatの前身であるNinja SMSは同様の機能を持ったプロダクトとして2013年5月にリリースされました。



(Ninja SMSの画像)



とにかく、実際にアプリを起動している画面を見てみましょう!

【チュートリアル(初回起動)】


①チュートリアル
初回起動時のチュートリアル開始画面





②チュートリアル
通話やHoverChatの特徴的なチャット形式への変更方法などを紹介しています。








③チュートリアル
HoverChatの独特なチャット形式の動かし方について紹介








【通常起動】

①初期画面
チュートリアル後、また通常の立ち上げ画面です。
LINEが「トーク画面」から立ち上がるのをイメージして頂ければいいですが、使用履歴がメッセージの相手毎、時間順に表示されます。






②1個のチャットをアプリから独立させて起動





③2個のチャットを起動
いくつでも同時に独立したチャットを立ち上げる事ができます。
閉じたい場合はユーザーを表すアイコンの下の×ボタンで独立したチャットを閉じる事ができます。
ただしこの時アプリや同時に起動中のブラウザなども閉じられる事はありません。




④ホーム画面でチャットを起動


⑤Youtube上でも(動画を再生しながらも可能)



⑥Youtube上で更に横向きでも再生可能です。




⑦チャットを閉じた状態だとどうなるのか
右中盤にある灰色の丸がメッセージ相手のアイコンです。
赤丸は著者が追加しました。





⑧サイドメニュー





⑨スタンプや壁紙はこのように販売されています。





【HoverChatの特徴と戦略】

このHoverChatが非常に独特なのはFacebookアプリにおけるメッセンジャーの様に、会話の部分だけがスクリーン上で離脱し、そのまま利用できると言うことです。
既存の大半のメッセンジャーは他の機能なアプリにメッセージ機能を付属させていたり、そもそもメッセージに関してはそれ専用のアプリが大半なので、メッセンジャーとブラウザや他のアプリなどを同時に使用したい時に、必然的にいちいち起動しているアプリなどを切り替えないといけなくなります。これは今までのみなさんも経験されたことがあるかもしれませんが、非常に不便です。

今後も現在の様にモバイルの機能がより発展し、ユーザーのITリテラシーが向上していく事を考えると、スマートフォン上でのユーザーの行動はより発展的で複雑な物になることが予想されます。
このHoverChatの完全に他のアプリから離脱して、他のアプリやブラウザと同時に起動することができるという特徴は、恐らく将来的にスマホから他のデバイス(より大きなサイズかコンパクトなもの)になった時にも、限られたスペースの中で自由にコミュニケーションを取ることを可能にするはずです。
また、the next webの記事によると、世界中のモバイル端末のOSは78%をアンドロイドが占めているといいます。

これを考えると、webではなくモバイルファーストで、しかもiOSよりも現実的にAndroid端末に焦点をあて、プロダクトをリリースしたことはとても注目に値すると思います。

また、Android端末にしぼって開発をしてきたことを活かして、メッセージのバックアップ機能をgoogle driveやその他のgoogleが管理するソフトによってより充実させています。


一見すると単に独特なメッセンジャーアプリなのですが、どこまでサービス設計をして作りあげてきたのかがとても気になります。今後に注目の"HoverChat"でした!

投稿者:@goleador0322