事務作業からヘリの予約まで!?誰でも自分の秘書が持てる、オンライン秘書サービスKaori-sanとは?創業者Ejoviへのインタビュー



ベイエリアの起業家へのインタビューシリーズ。今回は、オンライン秘書サービスKaori-sanの創業者であるEjovi Nuwere氏にインタビューを行った。


Kaori-sanは、レストランの予約や車の手配、会社登記住所の変更など、様々な秘書業をオンラインを通じて依頼することで、リモートワーカーがそれらの仕事を行ってくれるというもの。月々4980円〜オンライン秘書を導入できるという安さが特徴だ。さらに今回は、読者限定に割引コードをいただいた!導入時に割引コード『steve-usa』を入力すると30%の割引が受けられるので、是非この機会にオンライン秘書サービスのKaori-sanを試してみてはいかがだろうか。

オンラインを通じて全てのスモールチームに秘書を

筆者(以下S):まずはあなたのバックグラウンドについて教えてください。
Ejovi(以下E):実は、僕は日本には7年間住んでいたんだ。12年前日本に赴き、コンピュータセキュリティに関する仕事を担当した。そして7年前、友人がコロンビアミュージックエンタテインメントのCTOになったんだ。それで僕は彼にその会社のビジネスマネージャーにならないかと誘われ、1年間手伝いをするという契約でジョインしたよ。結局、その契約期間が終わった後も僕はそこに残り、オールドメディア(マスメディア)がデジタル世代に移行するためのサポートをする会社を立ち上げたんだ。

基本的にはオールドメディアの企業とのジョイントベンチャーをやっていた。ソフトウェア開発、アイデアスケッチ、マーケティング戦略策定などを担当したよ。日本でのパートナーは産経、NHK、ジャパンタイムズなど。ただ、ご存知の通りNHKや産経はとても大きい会社で、それだけに一緒に何かをやるのはとてもタフだったね。とにかく時間がかかるんだ。

日本にいる時もハードに働いていたけれど、もしアメリカに戻って同じレベルで働いたら、もっと多くのことが実現できるんじゃないかと考えたね。それで結局アメリカに戻って自分で会社を立ち上げることにしたんだ。


S:Kaori-sanを始めたきっかけは何ですか?
E:このサービスをやろうと思ったきっかけは、スタートアップにとって人を雇うのが本当に難しいと感じていたからなんだ。特に日本で活動する外国人スタートアップにとってはとても難しいから、彼らが有能なバイリンガルの秘書を簡単に雇えるようにするために始めたよ。

ただフタを開けてみると、ユーザのほとんどは日本人スタートアップだった。つまり彼らも同じ課題を持っていたんだ。Kaori-sanを日本でスタートしたのはプライベートベータ版が8ヶ月前で、一般公開したのが6ヶ月前。マーケティングは特に行っていないが、現在は月々約30パーセント成長を続けている。


S:Kaori-sanを使うとどんなことが出来るのでしょうか?
E:とある日本人のソフトウェアデベロッパーを例に挙げよう。彼は実現したいアイデアがあってスタートアップを立ち上げたのだけど、雑多なタスクが山のようにあって、開発以外の部分で相当リソースを割かれてしまっていたんだ。彼としては開発だけに集中したいというのが実際のところだよね。Kaori-sanはそんな彼にとって事務作業などを請け負ってくれるスタッフのようなものだよ。「これを注文しておいて欲しい」「紙の補充をよろしく」「ディナーの予約をとっておいて」などといったタスクを、管理系スタッフを雇わずとも簡単に依頼できるのがKaori-sanなんだ。


S:競合はいますか?
E:忙しい人を助ける類似サービスは日本にいくつかあるけれど、僕らがフォーカスしているのは「バイリンガル」。今は中国人、日本人、韓国人のバイリンガルスタッフがいる。宣伝していないけれどすぐに集まったよ。ほとんどがアジア人だね。いまのところ、アメリカですらバーチャル秘書を提供するサービスは少ないし、バイリンガルにフォーカスしているものはほとんどない。

また、このサービスを作り上げるプロセスの中で学んだことがあるよ。多くの日本人ユーザは、アメリカ市場について調査するために英語の記事を読み理解するのにバイリンガルスタッフを利用したがっているんだ。彼らは、スタートアップのリスト作成、類似サービスのピックアップなどをする上で、彼らは英語の記事を読み、それを日本語に訳して書いてくれるからね。さらに、その関連で新しい会社も始めたんだ。新規市場への参入をシュミレーションする会社だよ。


S:Kaori-sanに関係して今後は何か新し機能を追加しますか?
E:徐々に追加していくよ。最近が、オンライン電話のサービスを始めたんだ。チームの個人がどこに居ても電話を受けれるよう、転送するサービスさ。また、留守番電話の内容は電子メールにて確認できる。月々1200円から始められるんだ。
S: どのようにKaori-Sanを日本に広めていくのですか?
E:プライベートベータ版を3ヶ月間ほどやったのはユーザの使用感について知りたかったからだ。なぜ使うのか、どうやって使うのか、よくあるリクエストなどを知 りたかった。日本人のテック系の友人が何人かいて、彼らには協力してもらったよ。Evernoteマーケティングディレクターで、前Twitterマーケ ティグディレクターだった日本人女性の友人がいるのだけど、とにかく彼女たちのようなカジュアルな付き合いの友人たちにトライアルの利用をお願いしてい る。彼らは喜んで協力してくれるし、友だちにも広めてくれる。はっきりとは分からないけれど、僕の知るかぎりでは同じようなサービスは日本には無い。とり わけこの安価な料金で提供できているところはないと思う。このように口コミでじわじわと広げていきたいな。


S:Kaori-sanを日本国外に展開する予定はありますか?
E:うん、他の国にも展開していくつもりだよ。現在のところKaori-sanで働いている秘書は日本人、中国人、韓国人に限定されている。今後は、あらゆる国 の秘書に対するプラットフォームを確立していきたい。現にアジアでは多くの中国人や韓国人が日本の市場について非常に興味を持っている。だから、日本国内 だけでなくアジア全体でKaori-sanを展開するチャンスがあると感じているんだよね。次のステップは大企業に、より高価格で利用してもらえるようブ ランドを確立していきたい。他のアジア各国への展開は
今後2ヶ月で行っていく予定。






『リーン』が重要なスタートアップにこそ使って欲しい

S: Kaori-sanのような、バーチャルアシスタントを雇うサービスを利用する一番のメリットはどのようなことでしょう?
E:最近の新しいビジネスをスタートする際のトレンドは「リーンスタートアップ」。何をするにも「リーン」だ。エンジニアの立ち上げたスタートアップ、たとえそれがスモールビジネスであっても、何をするにせよリーンを意識することは非常に重要だ。ただ雇用に関して、アジアでは特に信頼性が必要だよ ね。3ヶ月とか6ヶ月くらい期間をかけてその人のことをチェックしなければならないし、時には試用期間にも関わらず給料を支払ったりする。これはスタート アップにとってはあまり好ましくないことだよね。


S: 秘書を雇うということについての日米間のカルチャーの違いについて教えてください。
E:世界各地でビジネスをやってきて感じたことは沢山あるけれど、日米で比較してみて面白いことがあるよ。ビジネス面で一般的にはアメリカは直接的でハード、一方の日本はソフトなイメージがあると思う。しかし実際の所、全員とは言わずとも多くの日本人ユーザが秘書と接するときには厳しい態度になる。 アメリカはその反対でとてもソフトだ。これはとても驚きだったし興味深い違いだ。


S: Evernoteなど、外部サービスとも連携できるようですね。

E:うん。Evernoteに書くことで秘書へのリクエストを送信することができるよ。僕も昨晩レストラン予約に使った。アプリ、オンライン、E メール、Evernote経由でリクエストの保存が出来るよ。あとは沢山の顧客が翻訳を希望しているから、GengoのAPIを導入している。グーグルかフェイスブックのアカウントでログインできる。だから新しいアカウントを作る必要がない。直近の最大のチャレンジについて言えばクオリティの担保だよ。良い質のサービスを提供できるようにしたい。


S:Kaori-sanでガールフレンドを探してもらうこともできるのでしょうか?
E:「初デートがあるからプランを練ってくれ」というリクエストが来たことがあるよ。まずここに行って、次にここに行って、最後はここ。みたいな感じでね。


S:ガールフレンドを探したいんです(笑)
E:それは難しいと思う(笑)。でも、最初のデートのためのプランなら提案することができるよ。プラン決め、日程調整、予約とかね。


S:どのような人がKaori-sanとして働いていますか?また、どのように集めたのですか?
E:全てのリモートワーカー達だよ。日本と、アメリカにいる。初めは友人に声をかけて、次第に求人広告を出し始めて、在宅勤務をしたい人たちにアプローチしたよ。アジア文化のユニークなところとして、教育水準の高い女性でも家に居る場合が多いからね。


S:最も高額だった案件を教えてください。
E:ヘリコプター予約かな。日本、東京を見て回るために予約したいという人がいたよ。他に最も困難だったタスクは、ある種プライベートに関わるものかな。従業員がいるけれど彼らには相談できないようなこと、例えば奥さんのこととかね。Kaori-sanにそれらを相談したりするんだ。極秘にしてもらうという約束のもとでね。


S:なにか読者や日本のテックコミュニティに対して一言いただけますか?
E:アメリカではエンジニアにとってサービス開発は2千万とか3千万円で出来ることだ。VCからの資金調達なしでもやっていけるし、それで幸せになれる。かつての日本における「成功」はIPOをすることだったと思うけど、今アメリカでは例えば5千万くらいのビジネスを副業として回していくことがある種のトレンドになっている。そういう意味で、僕は日本には特にチャンスが沢山あると思っていて、大企業にまだリスクを取っていないけれど非常に優秀な開発者たちがゴロゴロいる。日本はまだまだ素晴らしいプロダクトを作りあげることが出来ると信じているよ。


S: Kaori-sanの潜在顧客に向けて一言あればお聞かせください。
E:特にテックカンパニーにとっては外国のマーケットを理解する上で活用してもらえると思う。サインアップしたほとんどの日本人ユーザが、 Kaori-sanが出来ることのバラエティの豊富さやクオリティ、料金の安さに驚いてくれているよ。だから是非、読者の方にも試しに使ってみて欲しいな。


オンライン秘書サービスのKaori-sanはこちら。割引コード『
steve-usa』を入力すると30%の割引が受けられます。

事務作業からヘリの予約まで!?誰でも自分の秘書が持てる、オンライン秘書サービスKaori-sanとは?創業者Ejoviへのインタビュー



ベイエリアの起業家へのインタビューシリーズ。今回は、オンライン秘書サービスKaori-sanの創業者であるEjovi Nuwere氏にインタビューを行った。


Kaori-sanは、レストランの予約や車の手配、会社登記住所の変更など、様々な秘書業をオンラインを通じて依頼することで、リモートワーカーがそれらの仕事を行ってくれるというもの。月々4980円〜オンライン秘書を導入できるという安さが特徴だ。さらに今回は、読者限定に割引コードをいただいた!導入時に割引コード『steve-usa』を入力すると30%の割引が受けられるので、是非この機会にオンライン秘書サービスのKaori-sanを試してみてはいかがだろうか。

オンラインを通じて全てのスモールチームに秘書を

筆者(以下S):まずはあなたのバックグラウンドについて教えてください。
Ejovi(以下E):実は、僕は日本には7年間住んでいたんだ。12年前日本に赴き、コンピュータセキュリティに関する仕事を担当した。そして7年前、友人がコロンビアミュージックエンタテインメントのCTOになったんだ。それで僕は彼にその会社のビジネスマネージャーにならないかと誘われ、1年間手伝いをするという契約でジョインしたよ。結局、その契約期間が終わった後も僕はそこに残り、オールドメディア(マスメディア)がデジタル世代に移行するためのサポートをする会社を立ち上げたんだ。

基本的にはオールドメディアの企業とのジョイントベンチャーをやっていた。ソフトウェア開発、アイデアスケッチ、マーケティング戦略策定などを担当したよ。日本でのパートナーは産経、NHK、ジャパンタイムズなど。ただ、ご存知の通りNHKや産経はとても大きい会社で、それだけに一緒に何かをやるのはとてもタフだったね。とにかく時間がかかるんだ。

日本にいる時もハードに働いていたけれど、もしアメリカに戻って同じレベルで働いたら、もっと多くのことが実現できるんじゃないかと考えたね。それで結局アメリカに戻って自分で会社を立ち上げることにしたんだ。


S:Kaori-sanを始めたきっかけは何ですか?
E:このサービスをやろうと思ったきっかけは、スタートアップにとって人を雇うのが本当に難しいと感じていたからなんだ。特に日本で活動する外国人スタートアップにとってはとても難しいから、彼らが有能なバイリンガルの秘書を簡単に雇えるようにするために始めたよ。

ただフタを開けてみると、ユーザのほとんどは日本人スタートアップだった。つまり彼らも同じ課題を持っていたんだ。Kaori-sanを日本でスタートしたのはプライベートベータ版が8ヶ月前で、一般公開したのが6ヶ月前。マーケティングは特に行っていないが、現在は月々約30パーセント成長を続けている。


S:Kaori-sanを使うとどんなことが出来るのでしょうか?
E:とある日本人のソフトウェアデベロッパーを例に挙げよう。彼は実現したいアイデアがあってスタートアップを立ち上げたのだけど、雑多なタスクが山のようにあって、開発以外の部分で相当リソースを割かれてしまっていたんだ。彼としては開発だけに集中したいというのが実際のところだよね。Kaori-sanはそんな彼にとって事務作業などを請け負ってくれるスタッフのようなものだよ。「これを注文しておいて欲しい」「紙の補充をよろしく」「ディナーの予約をとっておいて」などといったタスクを、管理系スタッフを雇わずとも簡単に依頼できるのがKaori-sanなんだ。


S:競合はいますか?
E:忙しい人を助ける類似サービスは日本にいくつかあるけれど、僕らがフォーカスしているのは「バイリンガル」。今は中国人、日本人、韓国人のバイリンガルスタッフがいる。宣伝していないけれどすぐに集まったよ。ほとんどがアジア人だね。いまのところ、アメリカですらバーチャル秘書を提供するサービスは少ないし、バイリンガルにフォーカスしているものはほとんどない。

また、このサービスを作り上げるプロセスの中で学んだことがあるよ。多くの日本人ユーザは、アメリカ市場について調査するために英語の記事を読み理解するのにバイリンガルスタッフを利用したがっているんだ。彼らは、スタートアップのリスト作成、類似サービスのピックアップなどをする上で、彼らは英語の記事を読み、それを日本語に訳して書いてくれるからね。さらに、その関連で新しい会社も始めたんだ。新規市場への参入をシュミレーションする会社だよ。


S:Kaori-sanに関係して今後は何か新し機能を追加しますか?
E:徐々に追加していくよ。最近が、オンライン電話のサービスを始めたんだ。チームの個人がどこに居ても電話を受けれるよう、転送するサービスさ。また、留守番電話の内容は電子メールにて確認できる。月々1200円から始められるんだ。
S: どのようにKaori-Sanを日本に広めていくのですか?
E:プライベートベータ版を3ヶ月間ほどやったのはユーザの使用感について知りたかったからだ。なぜ使うのか、どうやって使うのか、よくあるリクエストなどを知 りたかった。日本人のテック系の友人が何人かいて、彼らには協力してもらったよ。Evernoteマーケティングディレクターで、前Twitterマーケ ティグディレクターだった日本人女性の友人がいるのだけど、とにかく彼女たちのようなカジュアルな付き合いの友人たちにトライアルの利用をお願いしてい る。彼らは喜んで協力してくれるし、友だちにも広めてくれる。はっきりとは分からないけれど、僕の知るかぎりでは同じようなサービスは日本には無い。とり わけこの安価な料金で提供できているところはないと思う。このように口コミでじわじわと広げていきたいな。


S:Kaori-sanを日本国外に展開する予定はありますか?
E:うん、他の国にも展開していくつもりだよ。現在のところKaori-sanで働いている秘書は日本人、中国人、韓国人に限定されている。今後は、あらゆる国 の秘書に対するプラットフォームを確立していきたい。現にアジアでは多くの中国人や韓国人が日本の市場について非常に興味を持っている。だから、日本国内 だけでなくアジア全体でKaori-sanを展開するチャンスがあると感じているんだよね。次のステップは大企業に、より高価格で利用してもらえるようブ ランドを確立していきたい。他のアジア各国への展開は
今後2ヶ月で行っていく予定。






『リーン』が重要なスタートアップにこそ使って欲しい

S: Kaori-sanのような、バーチャルアシスタントを雇うサービスを利用する一番のメリットはどのようなことでしょう?
E:最近の新しいビジネスをスタートする際のトレンドは「リーンスタートアップ」。何をするにも「リーン」だ。エンジニアの立ち上げたスタートアップ、たとえそれがスモールビジネスであっても、何をするにせよリーンを意識することは非常に重要だ。ただ雇用に関して、アジアでは特に信頼性が必要だよ ね。3ヶ月とか6ヶ月くらい期間をかけてその人のことをチェックしなければならないし、時には試用期間にも関わらず給料を支払ったりする。これはスタート アップにとってはあまり好ましくないことだよね。


S: 秘書を雇うということについての日米間のカルチャーの違いについて教えてください。
E:世界各地でビジネスをやってきて感じたことは沢山あるけれど、日米で比較してみて面白いことがあるよ。ビジネス面で一般的にはアメリカは直接的でハード、一方の日本はソフトなイメージがあると思う。しかし実際の所、全員とは言わずとも多くの日本人ユーザが秘書と接するときには厳しい態度になる。 アメリカはその反対でとてもソフトだ。これはとても驚きだったし興味深い違いだ。


S: Evernoteなど、外部サービスとも連携できるようですね。

E:うん。Evernoteに書くことで秘書へのリクエストを送信することができるよ。僕も昨晩レストラン予約に使った。アプリ、オンライン、E メール、Evernote経由でリクエストの保存が出来るよ。あとは沢山の顧客が翻訳を希望しているから、GengoのAPIを導入している。グーグルかフェイスブックのアカウントでログインできる。だから新しいアカウントを作る必要がない。直近の最大のチャレンジについて言えばクオリティの担保だよ。良い質のサービスを提供できるようにしたい。


S:Kaori-sanでガールフレンドを探してもらうこともできるのでしょうか?
E:「初デートがあるからプランを練ってくれ」というリクエストが来たことがあるよ。まずここに行って、次にここに行って、最後はここ。みたいな感じでね。


S:ガールフレンドを探したいんです(笑)
E:それは難しいと思う(笑)。でも、最初のデートのためのプランなら提案することができるよ。プラン決め、日程調整、予約とかね。


S:どのような人がKaori-sanとして働いていますか?また、どのように集めたのですか?
E:全てのリモートワーカー達だよ。日本と、アメリカにいる。初めは友人に声をかけて、次第に求人広告を出し始めて、在宅勤務をしたい人たちにアプローチしたよ。アジア文化のユニークなところとして、教育水準の高い女性でも家に居る場合が多いからね。


S:最も高額だった案件を教えてください。
E:ヘリコプター予約かな。日本、東京を見て回るために予約したいという人がいたよ。他に最も困難だったタスクは、ある種プライベートに関わるものかな。従業員がいるけれど彼らには相談できないようなこと、例えば奥さんのこととかね。Kaori-sanにそれらを相談したりするんだ。極秘にしてもらうという約束のもとでね。


S:なにか読者や日本のテックコミュニティに対して一言いただけますか?
E:アメリカではエンジニアにとってサービス開発は2千万とか3千万円で出来ることだ。VCからの資金調達なしでもやっていけるし、それで幸せになれる。かつての日本における「成功」はIPOをすることだったと思うけど、今アメリカでは例えば5千万くらいのビジネスを副業として回していくことがある種のトレンドになっている。そういう意味で、僕は日本には特にチャンスが沢山あると思っていて、大企業にまだリスクを取っていないけれど非常に優秀な開発者たちがゴロゴロいる。日本はまだまだ素晴らしいプロダクトを作りあげることが出来ると信じているよ。


S: Kaori-sanの潜在顧客に向けて一言あればお聞かせください。
E:特にテックカンパニーにとっては外国のマーケットを理解する上で活用してもらえると思う。サインアップしたほとんどの日本人ユーザが、 Kaori-sanが出来ることのバラエティの豊富さやクオリティ、料金の安さに驚いてくれているよ。だから是非、読者の方にも試しに使ってみて欲しいな。


オンライン秘書サービスのKaori-sanはこちら。割引コード『
steve-usa』を入力すると30%の割引が受けられます。