ロケーションベースの匿名SNS、TenTwentyとYik Yakを比べてみた!





つい先日、海外で若者からの人気を獲得したメッセンジャー「MessageMe」をリリースしたMessageMe, Incが新たなSNS「TenTwenty」をリリースしました。今回はこの2つのアプリをご紹介します。


匿名サービスの活気


TenTwentyは匿名制のSNSとなっていて、先週Android対応&インターナショナライズへの対応を発表したSecretや、同じく先週Sequoia CapitalなどからシリーズCとして$36Mの資金調達に成功したWhisper、その他にもロケーションベースのYik Yakなどが存在します。


先日TechWatchなどでもご紹介したSecretは、メールアドレスと電話番号(推奨)の登録をさせます。また、その情報を元に勝手に友達が追加されます。(もちろん友達も匿名なので誰が参加しているのかは分かりません。)そして、その後実際に使ってみる時に、自動で追加された友達のSecret上で投稿を見るには自分が必ず電話番号を登録しないといけません。そのため、国際化されたのも先日のことですし、当初ユーザーは小さなコミュニティでSecretを基本的には利用しました。また、投稿にlikeがついたらその時点でlikeした人の友達には投稿が見られてしまう事からも、独特な特徴をもった匿名サービスである事が伺えます。

※Secretの画面




TenTwentyとYik Yak

そんな中今回ご紹介するTenTwentyはYik Yakの様に匿名制で且つ位置情報に基づいたSNSとなっています。

しかし、Yik Yakとはいくつか異なる点があるので、一緒に見ていきたいと思います。

Yik Yakは下の画面の様に共有できる情報が9割方テキストで、他には位置情報しかありません。そのため、日本の2ちゃんねる的な色が特に強く、過激な主張もたくさん書かれています。SecretやWhisperがキレイなコミュニティをUIやチュートリアルで生み出そうとしているのとは本当に対照的です。このTechCrunchの記事に書いてあるように、アメリカの大学で使われている事を考えると、日本で以前流行った「学校の裏サイト」の様な世界をケータイで、そしてそれに位置情報を持たせて実現したのがYik Yakと言えそうです。

<Yik Yakの実際の画面>
・新しい順に投稿を表示させるとこのようになります。


・それぞれの投稿をタップすると、位置情報などやリプライなどその投稿の詳細が閲覧できます。



・人気の投稿を表示させると、アクティブ率の高さが伺えます。 


 ・Yik Yakの投稿は以下の様に200文字以下のテキストと位置情報しか表示させません。




それと比較してTenTwentyにある特徴としては、TenTwentyをリリースしたMessageMe,Incが以前のサービス「MessageMe」の特徴として持っていた様に、様々なリッチメディアに対応しているという点です。また投稿の種類を工夫させる事が出来たり、表示させる匿名の投稿を、投稿者と自分の距離で選択出来たりもします。

<TenTwentyの画面>
・Yik Yakとは違い、テキストや位置情報以外にも写真などを掲載する事ができます。



・投稿する時に、どんな内容なのかをある程度カテゴリーで分ける事ができる。


・以下の様にイベントでの出来事や食に関する事など様々な投稿が行われている。



・表示される投稿が自分からどれだけ離れた地域でされたかを選択する事ができる。



・表示される投稿は新しい順か、人気なものかを選択する事ができる。



・ログイン時に求められるのはメールアドレスとパスワードという極めてシンプルなもの


日本ではまだ2ちゃんねるの存在があってか、現状ではあまり普及している印象はありません。Facebookなどが最近普及しつつあり、実名制に慣れ始めると匿名性への需要も強く出てくるかと思いますが、現状そこまでには至って居ません。今後上記の様なYik YakやTenTwentyの様なサービスが出てくる事に期待です。

投資家とfounderについて

ちなみにこのTenTwentyを運営するMessageMe,IncはAndreessen HorowitzやGoogle Ventures、Greylock Partners、SV Angel(以前ご紹介したDavid Lee氏も参加)などから$11.9Mを資金調達しています。Founder兼CEOのArjun Sethiも最近流行つつあるガジェット専門のCtoCであるFOBOや人気の日記サービスHeydayやプロフィールサービスabout.meに出資をしているなど非常に先見性のある方の様です。
匿名制の位置情報ベースSNS、TenTwentyの今後に注目です。

【ダウンロードURL】https://itunes.apple.com/us/app/tentwenty-1020-local-message/id858727741?mt=8
【投稿者】@goleador0322

ロケーションベースの匿名SNS、TenTwentyとYik Yakを比べてみた!





つい先日、海外で若者からの人気を獲得したメッセンジャー「MessageMe」をリリースしたMessageMe, Incが新たなSNS「TenTwenty」をリリースしました。今回はこの2つのアプリをご紹介します。


匿名サービスの活気


TenTwentyは匿名制のSNSとなっていて、先週Android対応&インターナショナライズへの対応を発表したSecretや、同じく先週Sequoia CapitalなどからシリーズCとして$36Mの資金調達に成功したWhisper、その他にもロケーションベースのYik Yakなどが存在します。


先日TechWatchなどでもご紹介したSecretは、メールアドレスと電話番号(推奨)の登録をさせます。また、その情報を元に勝手に友達が追加されます。(もちろん友達も匿名なので誰が参加しているのかは分かりません。)そして、その後実際に使ってみる時に、自動で追加された友達のSecret上で投稿を見るには自分が必ず電話番号を登録しないといけません。そのため、国際化されたのも先日のことですし、当初ユーザーは小さなコミュニティでSecretを基本的には利用しました。また、投稿にlikeがついたらその時点でlikeした人の友達には投稿が見られてしまう事からも、独特な特徴をもった匿名サービスである事が伺えます。

※Secretの画面




TenTwentyとYik Yak

そんな中今回ご紹介するTenTwentyはYik Yakの様に匿名制で且つ位置情報に基づいたSNSとなっています。

しかし、Yik Yakとはいくつか異なる点があるので、一緒に見ていきたいと思います。

Yik Yakは下の画面の様に共有できる情報が9割方テキストで、他には位置情報しかありません。そのため、日本の2ちゃんねる的な色が特に強く、過激な主張もたくさん書かれています。SecretやWhisperがキレイなコミュニティをUIやチュートリアルで生み出そうとしているのとは本当に対照的です。このTechCrunchの記事に書いてあるように、アメリカの大学で使われている事を考えると、日本で以前流行った「学校の裏サイト」の様な世界をケータイで、そしてそれに位置情報を持たせて実現したのがYik Yakと言えそうです。

<Yik Yakの実際の画面>
・新しい順に投稿を表示させるとこのようになります。


・それぞれの投稿をタップすると、位置情報などやリプライなどその投稿の詳細が閲覧できます。



・人気の投稿を表示させると、アクティブ率の高さが伺えます。 


 ・Yik Yakの投稿は以下の様に200文字以下のテキストと位置情報しか表示させません。




それと比較してTenTwentyにある特徴としては、TenTwentyをリリースしたMessageMe,Incが以前のサービス「MessageMe」の特徴として持っていた様に、様々なリッチメディアに対応しているという点です。また投稿の種類を工夫させる事が出来たり、表示させる匿名の投稿を、投稿者と自分の距離で選択出来たりもします。

<TenTwentyの画面>
・Yik Yakとは違い、テキストや位置情報以外にも写真などを掲載する事ができます。



・投稿する時に、どんな内容なのかをある程度カテゴリーで分ける事ができる。


・以下の様にイベントでの出来事や食に関する事など様々な投稿が行われている。



・表示される投稿が自分からどれだけ離れた地域でされたかを選択する事ができる。



・表示される投稿は新しい順か、人気なものかを選択する事ができる。



・ログイン時に求められるのはメールアドレスとパスワードという極めてシンプルなもの


日本ではまだ2ちゃんねるの存在があってか、現状ではあまり普及している印象はありません。Facebookなどが最近普及しつつあり、実名制に慣れ始めると匿名性への需要も強く出てくるかと思いますが、現状そこまでには至って居ません。今後上記の様なYik YakやTenTwentyの様なサービスが出てくる事に期待です。

投資家とfounderについて

ちなみにこのTenTwentyを運営するMessageMe,IncはAndreessen HorowitzやGoogle Ventures、Greylock Partners、SV Angel(以前ご紹介したDavid Lee氏も参加)などから$11.9Mを資金調達しています。Founder兼CEOのArjun Sethiも最近流行つつあるガジェット専門のCtoCであるFOBOや人気の日記サービスHeydayやプロフィールサービスabout.meに出資をしているなど非常に先見性のある方の様です。
匿名制の位置情報ベースSNS、TenTwentyの今後に注目です。

【ダウンロードURL】https://itunes.apple.com/us/app/tentwenty-1020-local-message/id858727741?mt=8
【投稿者】@goleador0322