Twitterの創業者ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)が出資している「Sightglass Coffee」に行ってきた!





今回はTwitterのジャック・ドーシーが出資しているコーヒー屋さん、「Sightglass coffee」について紹介します。
今まで、The Meltcaffe centro、またHaus caffeの記事などでご紹介致しましたが、現在ベイエリアにはFood系のstartupやサードウェーブコーヒーのトレンド、またオーガニック系を好む潮流が出てきています。

それぞれ今まで取り上げてきた様に、The MeltはFood系techスタートアップの象徴ですし、またCaffe centroHaus caffeはサードウェーブコーヒーのトレンド、更にオーガニック系のトレンドはinstacartにも現れています。
(※一般的に見ると、instacartはMODS(mobile on demand serviceの略称)のトレンドの象徴なのかと思われるかと思いますが、instacartに限ってみると『生鮮食品が1時間以内に届く』という点が極めて特徴的です。)

これらの記事見て少しお気付きになるかと思いますが、今サンフランシスコで非常にFood系のサービスがホットです。これからもいくつかご紹介できるかと思いますので、今後も引き続き是非ともご覧ください。


【参考URL】Food系のStartupに関してはこの画像に非常に上手くカテゴライズされ、まとまっています。



【Sightglass coffeeにジャック・ドーシーが投資したそのワケ】
これこそ皆さんが非常に気になる部分だと思うので、Sightglassの歴史を踏まえながらご紹介致します。

元々Twitterでジャック・ドーシーが成功する前、後にモリソン兄弟(ジェラルドとジャスティン)の1人としてSightglassを設立するジェームズ・モリソンは、サンフランシスコのとあるBlue Bottle Coffeeで働いていました。当時そこに通っていたジャック・ドーシーはそこでジェームズと親交を深めたようですが、当時からとても優れたコーヒーに関する知見をジェームズは持っていたようです。それもそのはず、当時ジェームズの上について、指導を行っていた人はBlue Bottle Coffee自体のfounderであるジェームズ・フリーマンだったようです。その知見や技能の高さにも納得がいきますね。
また、同時にジェラルド・モリソンの方は、Bule Bottleで働くのに加えてFour Barrel Coffeeでも働いていたようです。
(※Bule Bottle Coffeeはサードウェーブコーヒーの潮流の象徴で、Google Venturesなどから既に$45Mほど資金調達に成功しています。)

その後しばらくして、Twitterが一定の成長を納め、ジャック・ドーシーがSquareを立ち上げようと考えていた時に、丁度モリソン兄弟がSightglassのビジネスプランをジャック・ドーシーに見せた様です。すると、ジャック・ドーシーは昔からコーヒーについての知見が凄かった事や、このSightglassのビジネスモデルが当時企画していたSquare(当時の名称はSquirrel)とシナジーを生む事ができると考え、投資を決めた様です。
具体的にどのようなシナジーを生み出せるとジャック・ドーシーが考えていたかというと、次のようなイメージをもっていたようです。
Squareはモバイルベースでソフトウェアとハードウェアを連携させる事でより多くの消費者の生活を決済という側面から効率化させるというのがサービス自体の一般的な認識かと思いますが、ジャック・ドーシーは同時に中小企業向けにもこれを構想していました。つまり、既存の高価なクレジットカード決済用のハードウェアがSquareを使う事で超安価に実現可能という事です。そして、この代表例としてSightglassは非常に良い機会になると同時に、Squareをテストする場所としても有用だと考えた様です。
実際、Squareがまだ公にはリリースされていない段階でSightglassにはSquareが試験的に導入されていた様です。当時のTechCrunchの記事に掲載されていました。


以下ではお店の中身について見ていきます。

【商品や価格帯】




ドリンクに関して価格と共にご紹介すると、以下の様になっています。
エスプレッソ $3
Macchiato $3.25
カプチーノ $3.5
ラテ $4
Hooker's Mocha $5
Vanilla Iced Cold Brew $4.00
などを中心にその他Sightglass独特の飲み物を出しています。



ちなみに自分が今回注文したのはこのアイスラテとクッキーです。
アイスラテの容器がおしゃれでした。



パンやクッキーはこのようになっています。






自分はアイスラテとクッキーしか食べませんでしたが、とても美味しかったです。質にこだわっているのはコーヒーだけにとどまらないようです。


【評価】
因にYelp上では次のような評価になっています。
レビュー数 777で☆4/5
http://www.yelp.com/biz/sightglass-coffee-san-francisco

【立地】

立地に関してはSomaと呼ばれる昔やや治安が悪かった所に位置しています。
しかし、サンフランシスコの市全体として、税制優遇などでスタートアップをこの地域に集める事で、安全性を保ちつつ、活性化させようとしているようです。その制度を活かして、Twitterがあえてこのsomaにオフィスを構えた事で、どんどんこのsomaは活性化されているようです。またSightglass coffee自体もこの勢いにのっていると言えるでしょう。





【雰囲気(内装と外装)】



自転車を立てる事のできる、まるで倉庫のような入り口。



天井が高く、独特の席の配置になっています。












こちらは2階になります。





大きな独特の機械でコーヒーを惹いているようです。








【wi-fiの環境】
実はこのお店、ジャック・ドーシーが出資しているにも関わらず、電源もWi-Fiもありません。なぜなら、これは決してジャック・ドーシーの以降をSightglassの方々が無視をしている訳ではなく、むしろジャック・ドーシーの想いがこもってこのような設計になっています。
というのも、サードウェーブコーヒーの説明として以前このようにご紹介致しました。


マニュアル化された大手コーヒーチェーンの「アンチ」として登場してきたのが、アメリカのポートランドなどを中心に人気となっていた「サードウェーブ・コーヒー」ということになります。

■サードウェーブとは?
ハンドドリップで一杯ずつを丁寧に淹れていくスタイルで、地域密着型の店作りが特徴的。よりコーヒーの味を楽しみたいと思う人たちの憩いの場としても人気を集めていきました。その他にも、スターバックスなどの大手コーヒーチェーンと比べていくつかの違いがあります。

このような潮流の中心にいたジャック・ドーシーとしては、コーヒーを楽しみにきた人たちに味をたしなみつつ、訪れてきた地域の人たちとコミュニケーションを取って欲しかった様です。
実際に行った所、写真でも分かる様にやはり皆さんPCやスマートフォンを触っていました。リモートワークが一般に普及しているアメリカではしかたのない事なのでしょうね…。ここはジャック・ドーシーの思惑通りとはいかないようです。


【開店時間】
月曜~土曜:am7:00~pm7:00
日曜:am8:00~pm7:00




朝型と有名なジャック・ドーシーですが、その思想活きてかやはり朝7時から開店と早朝から営業をしているようです。また、ベイエリアでは珍しく12時間も開店しています。また、ここでリンクを貼ったサイトによると、ジャック・ドーシーは何とサードウェーブコーヒーのトレンドを生み出した張本人だとか。それならSightglass coffeeというまさにそのトレンドをおさえたコーヒー屋さんに投資するのも、納得です。





【販売物】
Sight glassのキャラクターのグッズやコーヒーメーカー系のグッズなども販売してありました。こだわりのコーヒーを作るためのこだわりのコーヒメーカーを販売しているなんて素敵でした。
看板に映っていたキャラクターがかわいかったのに、バッジを買い忘れたのでまた行ってきます。




下の画像はHPから引用。
入り口においてあった看板のキャラクターです。このバッチ、とってもかわいいですね。


Twitterの創業者ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)が出資している「Sightglass Coffee」に行ってきた!





今回はTwitterのジャック・ドーシーが出資しているコーヒー屋さん、「Sightglass coffee」について紹介します。
今まで、The Meltcaffe centro、またHaus caffeの記事などでご紹介致しましたが、現在ベイエリアにはFood系のstartupやサードウェーブコーヒーのトレンド、またオーガニック系を好む潮流が出てきています。

それぞれ今まで取り上げてきた様に、The MeltはFood系techスタートアップの象徴ですし、またCaffe centroHaus caffeはサードウェーブコーヒーのトレンド、更にオーガニック系のトレンドはinstacartにも現れています。
(※一般的に見ると、instacartはMODS(mobile on demand serviceの略称)のトレンドの象徴なのかと思われるかと思いますが、instacartに限ってみると『生鮮食品が1時間以内に届く』という点が極めて特徴的です。)

これらの記事見て少しお気付きになるかと思いますが、今サンフランシスコで非常にFood系のサービスがホットです。これからもいくつかご紹介できるかと思いますので、今後も引き続き是非ともご覧ください。


【参考URL】Food系のStartupに関してはこの画像に非常に上手くカテゴライズされ、まとまっています。



【Sightglass coffeeにジャック・ドーシーが投資したそのワケ】
これこそ皆さんが非常に気になる部分だと思うので、Sightglassの歴史を踏まえながらご紹介致します。

元々Twitterでジャック・ドーシーが成功する前、後にモリソン兄弟(ジェラルドとジャスティン)の1人としてSightglassを設立するジェームズ・モリソンは、サンフランシスコのとあるBlue Bottle Coffeeで働いていました。当時そこに通っていたジャック・ドーシーはそこでジェームズと親交を深めたようですが、当時からとても優れたコーヒーに関する知見をジェームズは持っていたようです。それもそのはず、当時ジェームズの上について、指導を行っていた人はBlue Bottle Coffee自体のfounderであるジェームズ・フリーマンだったようです。その知見や技能の高さにも納得がいきますね。
また、同時にジェラルド・モリソンの方は、Bule Bottleで働くのに加えてFour Barrel Coffeeでも働いていたようです。
(※Bule Bottle Coffeeはサードウェーブコーヒーの潮流の象徴で、Google Venturesなどから既に$45Mほど資金調達に成功しています。)

その後しばらくして、Twitterが一定の成長を納め、ジャック・ドーシーがSquareを立ち上げようと考えていた時に、丁度モリソン兄弟がSightglassのビジネスプランをジャック・ドーシーに見せた様です。すると、ジャック・ドーシーは昔からコーヒーについての知見が凄かった事や、このSightglassのビジネスモデルが当時企画していたSquare(当時の名称はSquirrel)とシナジーを生む事ができると考え、投資を決めた様です。
具体的にどのようなシナジーを生み出せるとジャック・ドーシーが考えていたかというと、次のようなイメージをもっていたようです。
Squareはモバイルベースでソフトウェアとハードウェアを連携させる事でより多くの消費者の生活を決済という側面から効率化させるというのがサービス自体の一般的な認識かと思いますが、ジャック・ドーシーは同時に中小企業向けにもこれを構想していました。つまり、既存の高価なクレジットカード決済用のハードウェアがSquareを使う事で超安価に実現可能という事です。そして、この代表例としてSightglassは非常に良い機会になると同時に、Squareをテストする場所としても有用だと考えた様です。
実際、Squareがまだ公にはリリースされていない段階でSightglassにはSquareが試験的に導入されていた様です。当時のTechCrunchの記事に掲載されていました。


以下ではお店の中身について見ていきます。

【商品や価格帯】




ドリンクに関して価格と共にご紹介すると、以下の様になっています。
エスプレッソ $3
Macchiato $3.25
カプチーノ $3.5
ラテ $4
Hooker's Mocha $5
Vanilla Iced Cold Brew $4.00
などを中心にその他Sightglass独特の飲み物を出しています。



ちなみに自分が今回注文したのはこのアイスラテとクッキーです。
アイスラテの容器がおしゃれでした。



パンやクッキーはこのようになっています。






自分はアイスラテとクッキーしか食べませんでしたが、とても美味しかったです。質にこだわっているのはコーヒーだけにとどまらないようです。


【評価】
因にYelp上では次のような評価になっています。
レビュー数 777で☆4/5
http://www.yelp.com/biz/sightglass-coffee-san-francisco

【立地】

立地に関してはSomaと呼ばれる昔やや治安が悪かった所に位置しています。
しかし、サンフランシスコの市全体として、税制優遇などでスタートアップをこの地域に集める事で、安全性を保ちつつ、活性化させようとしているようです。その制度を活かして、Twitterがあえてこのsomaにオフィスを構えた事で、どんどんこのsomaは活性化されているようです。またSightglass coffee自体もこの勢いにのっていると言えるでしょう。





【雰囲気(内装と外装)】



自転車を立てる事のできる、まるで倉庫のような入り口。



天井が高く、独特の席の配置になっています。












こちらは2階になります。





大きな独特の機械でコーヒーを惹いているようです。








【wi-fiの環境】
実はこのお店、ジャック・ドーシーが出資しているにも関わらず、電源もWi-Fiもありません。なぜなら、これは決してジャック・ドーシーの以降をSightglassの方々が無視をしている訳ではなく、むしろジャック・ドーシーの想いがこもってこのような設計になっています。
というのも、サードウェーブコーヒーの説明として以前このようにご紹介致しました。


マニュアル化された大手コーヒーチェーンの「アンチ」として登場してきたのが、アメリカのポートランドなどを中心に人気となっていた「サードウェーブ・コーヒー」ということになります。

■サードウェーブとは?
ハンドドリップで一杯ずつを丁寧に淹れていくスタイルで、地域密着型の店作りが特徴的。よりコーヒーの味を楽しみたいと思う人たちの憩いの場としても人気を集めていきました。その他にも、スターバックスなどの大手コーヒーチェーンと比べていくつかの違いがあります。

このような潮流の中心にいたジャック・ドーシーとしては、コーヒーを楽しみにきた人たちに味をたしなみつつ、訪れてきた地域の人たちとコミュニケーションを取って欲しかった様です。
実際に行った所、写真でも分かる様にやはり皆さんPCやスマートフォンを触っていました。リモートワークが一般に普及しているアメリカではしかたのない事なのでしょうね…。ここはジャック・ドーシーの思惑通りとはいかないようです。


【開店時間】
月曜~土曜:am7:00~pm7:00
日曜:am8:00~pm7:00




朝型と有名なジャック・ドーシーですが、その思想活きてかやはり朝7時から開店と早朝から営業をしているようです。また、ベイエリアでは珍しく12時間も開店しています。また、ここでリンクを貼ったサイトによると、ジャック・ドーシーは何とサードウェーブコーヒーのトレンドを生み出した張本人だとか。それならSightglass coffeeというまさにそのトレンドをおさえたコーヒー屋さんに投資するのも、納得です。





【販売物】
Sight glassのキャラクターのグッズやコーヒーメーカー系のグッズなども販売してありました。こだわりのコーヒーを作るためのこだわりのコーヒメーカーを販売しているなんて素敵でした。
看板に映っていたキャラクターがかわいかったのに、バッジを買い忘れたのでまた行ってきます。




下の画像はHPから引用。
入り口においてあった看板のキャラクターです。このバッチ、とってもかわいいですね。