ランニングにハマっている人必見!ランナー向けにイベント情報を提供するGametiimeとは?創業者Jon Tamへのインタビュー





 ベイエリアの起業家へのインタビューシリーズ。今回は、ランナー向けにイベント情報をYelpの様なソーシャルディスカバリーサイトとして提供するGametiimeの創業者Jon Tam氏にインタビューを行った。最終的にはスポーツイベントのプラットフォームになることを目指しているスタートアップだ。



スポーツイベントのプラットフォームを目指す


質問者(以下Y):まずあなたのバックグラウンドについて教えてください。
Jon(以下J):ワシントン大学ビジネス科で、インフォメーションシステムとマーケティングを専攻として学習していたよ。卒業後はデロイトというコンサルティング会社に就職したんだ。デロイトでしばらく過ごしてからは、シアトルのテリングオンという同業のコンサルティング企業に移った。基本的にはビジネス部門のディレクターをクライアント先で担当する事になっていたんだけど、担当先の企業が定期的に$7Mもの収入を生み出せるまでのレベルに成長したんだ。その会社はアメリカでもかなり上位に位置するレベルの会社へとなっていったよ。自分の担当した事業がどんどんと成長していった経験は本当に素晴らしい物だったね。


そんな経験をした時に、もう自分の力でビジネスをまわしていくための力が十分についたと確信し、イベントマネジメントとイベントのゲーミフィケーション目的とした会社を立ち上げたんだ。これが今のGametiimeの最も原型にあたるものだね。若い年齢で本気でスポーツをしている人たち向けに、野球やバスケットボールにランニングなど、競技種目や競技レベルを問わず自分自身を鍛える場としてイベントをたくさん提供できる、そしてそのイベントをより発見できる場所を自分たちで確立していけるのではないかと思ったんだ。その時、Gametiimeにはとてもたくさんのビジネスの機会があると思ったんだ。なぜなら現状のオフラインのイベントマネジメントシステムに比べてかなりの強みや違いを自分たちなら提供できると思ったからね。

その中でも特に最初はランニングに特化してビジネスを始められると考えたんだ。なぜならランニングをしている人はアメリカ国内だけでも5000万人もの数が存在し、ランニングシューズの市場としても$20Mの市場規模がある。それだけでなく、これらの市場は過去2年でとても急成長していたんだ。

自分たちはそのランニング市場の勢いにのる事で、より良くビジネスを展開できると思ったんだよね。そこで現在は、資金調達をした後にブレストを重ね、トリップアドバイザーのランナー版の様なサービスを提供することになったんだ。そして最終的には今の様にランニングなどのスポーツの競技種目を問わず、スポーツに特化したトリップアドバイザーになるつもりだよ。


Y:いつこのプロダクトをスタートさせたのですか?
J:そうだね、今のプロダクトは丁度6ヶ月くらいかな。自分たちは一度ピポッドをしたから。自分たちは今のプロダクトに専念して以来、様々な所からイベント関連の豊富な情報を獲得してまとめる技術を構築する事、そしてそれを見栄えよくする事に専念したんだ。


すると、今年に入ってローンチしてみるとどんどんグロースするようになったね。特にSEO対策は効果が目に見えてあって、凄く対策する価値があったように思う。そしてソーシャルな特徴に特化して開発していく事で、非常に価値のあるプロダクトを作る事ができたと思よ。


Y:どのようにこのアイディアを思いついたのですか?
J:自分達の体験したストレスから思いついたよ。自分たち自身も、スポーツのイベントを探す事に凄く苦労していたんだ。それを自分たちは自力で解決したいと思ったんだよ。実際イベント自体は世の中にたくさん存在しているのに、自分たちはイベントがどこでいつあるのか、そもそもあるのか自体についても正確には理解する事ができなかったんだ。それにも関わらず、オフラインのイベントはとても大きな予算を持っていたんだ。いくつかのイベントはミリオン単位で予算を持っていたりもしたね。


実際、韓国だけでもイベントの数としては30,000ものイベントが存在したんだ。またこれにソーシャルインフルエンスの力を使う事で、もっともっと良いイベントサービスを提供する事ができると思ったんだよね。ソーシャルインフルエンスについて具体的に言うと、自分の友達や知り合いがどのイベントに参加しているかを明確にする事で、イベント自体の存在を広めると同時に、色んな人がイベントに興味を持つようなしかけを作ったんだ。


Y:現在チームには何人いるのですか?
J:現在2人のco-founderがいる。今までは資金調達をしていなかったから、なるべく少ない人数で行っていたんだ。プロダクトをローンチして資金調達をするまではなるべくコストをおさえたかったからね。それでも、先月には少しだけディベロッパーを雇ったよ。


少しco-founderについて紹介すると、自分と同容にワシントン大学出身で、技術面にバックグラウンドを持つ人物で、元々Amazonのソーシャル関連機能を開発していた人物なんだ。LinkedinやFacebookなんかのね。そして彼は素晴らしい技術者として雑誌に紹介されるほど優秀だったんだ。それに対して自分はビジネスサイドとしてマイクロソフト、Nikeといった大企業を担当してきたコンサルタントだ。

そしてもう一人は去年の7月にジョインしてきた女性なんだけど、彼女もまたAmazonで開発をしていたんだ。初めて彼女に会った時は彼女は自分たちのサービスのユーザーとして会ったんだよ。元々自分たちはユーザーから従業員になってもらうつもりは全くなかったし、断るつもりだったんだ。でも彼女のバックグラウンドについて詳しく聞いてみると、ハーバードのコンピューターサイエンス出身でAmazonにジョインしていて、とても優秀だったんだ。更に、自分たちのプロダクトは大半が女性ユーザーなんだよね。だから開発側に女性の従業員がいる事はむしろ顧客目線を持つ事が出来るし、プラス材料だったんだ。それが自分を含めた初期メンバーの3人になるね。また、自分たちは数人のインターンも雇っているよ。

Y:何人のユーザーといくつのイベントを現在Gametiimeは有しているのですか? 

J:今年はじめのローンチから、0から毎月数十万のPVを稼ぐぐらいまでのサイトにはなっているよ。でも自分たち毎週ごとに数値が2倍に伸びているという驚異的な成長率を誇るから、恐らくしばらくするともっと優れた数値になっていると思う。



Y:どうやってそんなに早くたくさんのユーザーを獲得したのですか?SEO以外にはどんなことをしたのですか?
J:SEOはもちろんすぐにやって、とても良い効果が現れたよ。でもSEOは競争をし易くする程度にしかしていなかったから、その後は自分たちのページにデータをたくさん加えてコンテンツを充実させることで、どんどん数値は伸びたね。既存のイベントページはずいぶんと更新されていなかったから、自分たちはここで大きな差を生み出せたんだと思う。今はアメリカ全土に進めて、59,000ものイベント開催企業や組織が登録をしているし、また20,000ものイベント数を有している。そして今自分たちはアメリカ以外にも進出すると同時に、色々なスポーツの種類にも展開する準備をしている段階だよ。

これが自分たちのコアな成長だね。これらに加えて、ソーシャルな特徴がいきていると思う。特に友達がイベントに登録した段階で通知機能を実装した事はとても効果があったよ。またこれに加えて友達同士でイベントのコメント覧を通じたコミュニケーションが出来る様になっていて、リテンション率やエンゲージメントを高める大きな要因になっていると思う。


Y:競合にはどんなサービスがあるのですか?
J:自分たちの持つソーシャルディスカバリーという特徴自体は、Yelpが食に特化してもっていたりするから何も新しくないんだけど、スポーツの分野に特化しているのは自分たちが初めてだ。だから、恐らく直接的な競合はいないんじゃないかな。でもソーシャルディスカバリーという点から見たらそれはそれで競合だね。


また自分達のサービスは求めるデータを探す為のサービスの様なものだとも言えて、ただデータを管理しているだけだとも言い換えることができる。その場合、例えばfitbitみたいなウェアラブルデバイスも競合になる可能性がある。彼等もデータをためて、それを調べられる様にしようとしているからね。
またその場合はactive.comというチケットマスターの様なサービスも競合になりうるのではないかと思う。active.comはスポーツやキャンプのイベントを管理しているチケットマスターのようなサービスだ。でも、彼等はユーザーのディスカバリーエクスペリエンスを重視していない。ユーザーは彼等以外に情報を知りえる手段がなかったからactive.comは利用されていたけど、それは本質的にはactive.comの有する価値だとは言いがたいと思うよ。


Y:いつ頃日本に進出する予定ですか?
J:恐らく1年以内になるだろう。十分なデータを獲得出来る段階になったらすぐにでもするつもりだ。日本はランニングブームがあるらしいしね。


Y:日本の潜在的なユーザーにメッセージをお願いします。
J:自分たちはすぐに日本に進出する予定だよ。いつどこで何ができるのかについて、しっかりと確認できる素晴らしいイベント発見のサイトがやってくるから、待っていてくれ!
また、日本から海外のスポーツイベントに参加する時には、イベントを発見する事ができるし、調整することもできるから、是非一度使ってみて欲しい。


【Gametiimeのホームページ】:http://gametiime.com/

ランニングにハマっている人必見!ランナー向けにイベント情報を提供するGametiimeとは?創業者Jon Tamへのインタビュー





 ベイエリアの起業家へのインタビューシリーズ。今回は、ランナー向けにイベント情報をYelpの様なソーシャルディスカバリーサイトとして提供するGametiimeの創業者Jon Tam氏にインタビューを行った。最終的にはスポーツイベントのプラットフォームになることを目指しているスタートアップだ。



スポーツイベントのプラットフォームを目指す


質問者(以下Y):まずあなたのバックグラウンドについて教えてください。
Jon(以下J):ワシントン大学ビジネス科で、インフォメーションシステムとマーケティングを専攻として学習していたよ。卒業後はデロイトというコンサルティング会社に就職したんだ。デロイトでしばらく過ごしてからは、シアトルのテリングオンという同業のコンサルティング企業に移った。基本的にはビジネス部門のディレクターをクライアント先で担当する事になっていたんだけど、担当先の企業が定期的に$7Mもの収入を生み出せるまでのレベルに成長したんだ。その会社はアメリカでもかなり上位に位置するレベルの会社へとなっていったよ。自分の担当した事業がどんどんと成長していった経験は本当に素晴らしい物だったね。


そんな経験をした時に、もう自分の力でビジネスをまわしていくための力が十分についたと確信し、イベントマネジメントとイベントのゲーミフィケーション目的とした会社を立ち上げたんだ。これが今のGametiimeの最も原型にあたるものだね。若い年齢で本気でスポーツをしている人たち向けに、野球やバスケットボールにランニングなど、競技種目や競技レベルを問わず自分自身を鍛える場としてイベントをたくさん提供できる、そしてそのイベントをより発見できる場所を自分たちで確立していけるのではないかと思ったんだ。その時、Gametiimeにはとてもたくさんのビジネスの機会があると思ったんだ。なぜなら現状のオフラインのイベントマネジメントシステムに比べてかなりの強みや違いを自分たちなら提供できると思ったからね。

その中でも特に最初はランニングに特化してビジネスを始められると考えたんだ。なぜならランニングをしている人はアメリカ国内だけでも5000万人もの数が存在し、ランニングシューズの市場としても$20Mの市場規模がある。それだけでなく、これらの市場は過去2年でとても急成長していたんだ。

自分たちはそのランニング市場の勢いにのる事で、より良くビジネスを展開できると思ったんだよね。そこで現在は、資金調達をした後にブレストを重ね、トリップアドバイザーのランナー版の様なサービスを提供することになったんだ。そして最終的には今の様にランニングなどのスポーツの競技種目を問わず、スポーツに特化したトリップアドバイザーになるつもりだよ。


Y:いつこのプロダクトをスタートさせたのですか?
J:そうだね、今のプロダクトは丁度6ヶ月くらいかな。自分たちは一度ピポッドをしたから。自分たちは今のプロダクトに専念して以来、様々な所からイベント関連の豊富な情報を獲得してまとめる技術を構築する事、そしてそれを見栄えよくする事に専念したんだ。


すると、今年に入ってローンチしてみるとどんどんグロースするようになったね。特にSEO対策は効果が目に見えてあって、凄く対策する価値があったように思う。そしてソーシャルな特徴に特化して開発していく事で、非常に価値のあるプロダクトを作る事ができたと思よ。


Y:どのようにこのアイディアを思いついたのですか?
J:自分達の体験したストレスから思いついたよ。自分たち自身も、スポーツのイベントを探す事に凄く苦労していたんだ。それを自分たちは自力で解決したいと思ったんだよ。実際イベント自体は世の中にたくさん存在しているのに、自分たちはイベントがどこでいつあるのか、そもそもあるのか自体についても正確には理解する事ができなかったんだ。それにも関わらず、オフラインのイベントはとても大きな予算を持っていたんだ。いくつかのイベントはミリオン単位で予算を持っていたりもしたね。


実際、韓国だけでもイベントの数としては30,000ものイベントが存在したんだ。またこれにソーシャルインフルエンスの力を使う事で、もっともっと良いイベントサービスを提供する事ができると思ったんだよね。ソーシャルインフルエンスについて具体的に言うと、自分の友達や知り合いがどのイベントに参加しているかを明確にする事で、イベント自体の存在を広めると同時に、色んな人がイベントに興味を持つようなしかけを作ったんだ。


Y:現在チームには何人いるのですか?
J:現在2人のco-founderがいる。今までは資金調達をしていなかったから、なるべく少ない人数で行っていたんだ。プロダクトをローンチして資金調達をするまではなるべくコストをおさえたかったからね。それでも、先月には少しだけディベロッパーを雇ったよ。


少しco-founderについて紹介すると、自分と同容にワシントン大学出身で、技術面にバックグラウンドを持つ人物で、元々Amazonのソーシャル関連機能を開発していた人物なんだ。LinkedinやFacebookなんかのね。そして彼は素晴らしい技術者として雑誌に紹介されるほど優秀だったんだ。それに対して自分はビジネスサイドとしてマイクロソフト、Nikeといった大企業を担当してきたコンサルタントだ。

そしてもう一人は去年の7月にジョインしてきた女性なんだけど、彼女もまたAmazonで開発をしていたんだ。初めて彼女に会った時は彼女は自分たちのサービスのユーザーとして会ったんだよ。元々自分たちはユーザーから従業員になってもらうつもりは全くなかったし、断るつもりだったんだ。でも彼女のバックグラウンドについて詳しく聞いてみると、ハーバードのコンピューターサイエンス出身でAmazonにジョインしていて、とても優秀だったんだ。更に、自分たちのプロダクトは大半が女性ユーザーなんだよね。だから開発側に女性の従業員がいる事はむしろ顧客目線を持つ事が出来るし、プラス材料だったんだ。それが自分を含めた初期メンバーの3人になるね。また、自分たちは数人のインターンも雇っているよ。

Y:何人のユーザーといくつのイベントを現在Gametiimeは有しているのですか? 

J:今年はじめのローンチから、0から毎月数十万のPVを稼ぐぐらいまでのサイトにはなっているよ。でも自分たち毎週ごとに数値が2倍に伸びているという驚異的な成長率を誇るから、恐らくしばらくするともっと優れた数値になっていると思う。



Y:どうやってそんなに早くたくさんのユーザーを獲得したのですか?SEO以外にはどんなことをしたのですか?
J:SEOはもちろんすぐにやって、とても良い効果が現れたよ。でもSEOは競争をし易くする程度にしかしていなかったから、その後は自分たちのページにデータをたくさん加えてコンテンツを充実させることで、どんどん数値は伸びたね。既存のイベントページはずいぶんと更新されていなかったから、自分たちはここで大きな差を生み出せたんだと思う。今はアメリカ全土に進めて、59,000ものイベント開催企業や組織が登録をしているし、また20,000ものイベント数を有している。そして今自分たちはアメリカ以外にも進出すると同時に、色々なスポーツの種類にも展開する準備をしている段階だよ。

これが自分たちのコアな成長だね。これらに加えて、ソーシャルな特徴がいきていると思う。特に友達がイベントに登録した段階で通知機能を実装した事はとても効果があったよ。またこれに加えて友達同士でイベントのコメント覧を通じたコミュニケーションが出来る様になっていて、リテンション率やエンゲージメントを高める大きな要因になっていると思う。


Y:競合にはどんなサービスがあるのですか?
J:自分たちの持つソーシャルディスカバリーという特徴自体は、Yelpが食に特化してもっていたりするから何も新しくないんだけど、スポーツの分野に特化しているのは自分たちが初めてだ。だから、恐らく直接的な競合はいないんじゃないかな。でもソーシャルディスカバリーという点から見たらそれはそれで競合だね。


また自分達のサービスは求めるデータを探す為のサービスの様なものだとも言えて、ただデータを管理しているだけだとも言い換えることができる。その場合、例えばfitbitみたいなウェアラブルデバイスも競合になる可能性がある。彼等もデータをためて、それを調べられる様にしようとしているからね。
またその場合はactive.comというチケットマスターの様なサービスも競合になりうるのではないかと思う。active.comはスポーツやキャンプのイベントを管理しているチケットマスターのようなサービスだ。でも、彼等はユーザーのディスカバリーエクスペリエンスを重視していない。ユーザーは彼等以外に情報を知りえる手段がなかったからactive.comは利用されていたけど、それは本質的にはactive.comの有する価値だとは言いがたいと思うよ。


Y:いつ頃日本に進出する予定ですか?
J:恐らく1年以内になるだろう。十分なデータを獲得出来る段階になったらすぐにでもするつもりだ。日本はランニングブームがあるらしいしね。


Y:日本の潜在的なユーザーにメッセージをお願いします。
J:自分たちはすぐに日本に進出する予定だよ。いつどこで何ができるのかについて、しっかりと確認できる素晴らしいイベント発見のサイトがやってくるから、待っていてくれ!
また、日本から海外のスポーツイベントに参加する時には、イベントを発見する事ができるし、調整することもできるから、是非一度使ってみて欲しい。


【Gametiimeのホームページ】:http://gametiime.com/