35万ユーザーが使うイベント写真・動画投稿シェアサービスのEverSnap - CEO Sasha Eslamiへのインタビュー



ベイエリアの起業家へのインタビューシリーズ。今回は、EverSnapの創業者兼CEOであるSasha Eslami氏 にインタビューを行った。EverSnapは、結婚式やパーティー等のイベント写真及び動画の投稿シェアプラットフォームだ。米国著名アクセラレーターの500 Startupsや、Plug & Play Ventures等の投資家から資金を調達している。

35万人が使うイベント写真共有アプリのこれまで



Q1. まず、ご自身のプロダクト紹介をお願いします。
Eversnapは、一言で言うとイベント写真及び動画の投稿シェアプラットフォームサービスだ。当初はウェディング写真の投稿シェアサービスに限定してやっていたんだけど、最初はWedding Snapというアプリ名だったんだ。最終的には1万件の結婚式の写真を扱うことができたし、アプリのダウンロードはタダだったんだけど、グループごとに100ドルずつ課金して、50万ドルの収益を上げることが出来たよ。

ウェディング写真から、いまのサービスまで拡大したのは、ユーザーの人たちが結婚式を終わった後でも、誕生会とか他のイベントに対してもサービスを拡大して欲しいって言ってくれたからだね。基本的に今は、フリーミアムモデルでやっていて、ユーザー数は35万まで伸ばせたよ。


Q2. このビジネスアイデアはどういうきっかけで考えつかれたんでしょうか。
僕の会社の共同設立者の彼女がホテルで働いていて、そこのホテルであった結婚式特別に招待してもらって見に行かせてもらったんだ。実際行ってみるとすごく大きな結婚式で、プロのカメラマンが4,5人いたと思うよ。そこで気づいたのは、招待客がみんなこぞって写真をたくさん撮っていたこと。プロのカメラマンなんてお構いなしにね。

結婚式の後は、プロのカメラマンから写真をもらうのが普通だと思う。僕は、結婚式に来てる招待客に、プロが撮った写真以外に、他の招待客が撮った写真も欲しいか聞いてみた。ほとんどの人はYesって答えたね。けど、その時はFacebookとかで送ってもらう方法しかみんな持ってなかったんだ。Eversnapみたいな共通の写真と動画投稿シェアサービスなんてなかったし。これがアイデアを思いついたきっかけだね。


Q3. 他サービスとの差別化はなんでしょうか。
ウェディング以外にも幅広く写真を扱っている所だ。ウェディング写真の投稿をする人が、それ以外のイベント写真にも使ってくれるっていう導線ができているのが差別化ポイントだよ。つまり、繰り返し何度も使ってもらえるチャンスがある点だね。加えて言うと、無制限で写真と動画を投稿できるところかな。他のウェディング写真、動画投稿シェアサービスは長くても30秒の動画しか投稿できないからね。


Q4. 現在のユーザー数は何人で、どうやってユーザー獲得をしたのでしょうか。
35万ユーザーいるよ。さっきもいったけど、最初のWeddingSnapをやっていた時は、結婚式向けのブログとかに広告を出したけど、それ以降は何も広告を出してないんだ。どの結婚式も平均で150人の招待客が来るし、その人達は4つくらいアルバムを投稿して、しかもそのアルバムに大体5人くらいの友達を招待するんだ。そうやって、数珠つなぎにユーザーを拡大していったよ。


Q5. あなたのバックグランドを教えて下さい。このサービスを始める前にどんなことをされていたんですか。
大学時代はmingleっていうソーシャルアプリの会社をやっていたよ。コンファレンス向けのソーシャル・ネットワークアプリだね。それを1年くらいやっていたね。その後は、顧客からもらった文章の声出しを、10ドル程度で雇ったアルバイトにしてもらって、録音した音源を渡すっていうサービスをやっていたよ。


Q6. 資金調達の秘訣はなんですか。特にアーリーステージ向けにお願いします。

50%はそのプロダクトの紹介で決まる。簡潔に、かつ質の高いプロダクト紹介が出来て、しっかりと投資家にその意図が伝わるかが鍵だと思うよ。残りの50%はトラクションとかビジネスモデルとかで決まるけどね。


Q7. どうやって500Startupsから資金調達したのですか。
500Startupsにアプライした時は、月で5万ドルくらい収益があったんだけど、2.5万ドルの資金調達したんだ。5回くらい投資家に会って、プロダクト紹介したよ。ほんとに500Startupsに入りたかったからね。


Q8. 日本市場への進出を考えていますか。

実際、近々日本市場への投資を考えているよ。ローカライズとかのために資金を出すために。すでに日本市場にはユーザーがすでにいるから、次のステップはローカライズだね。


Q9. EverSnapは今後どう使ってもらいたいですか。

EverSnapを世界中の人に、継続的に使ってもらうことだね。EverSnapの特性は2つあって、1つは、一度ユーザーが使えば、他のイベントがあるときでも続けて使ってもらえること。2つ目は、EverSnapには、たくさんのユーザーが投稿した写真の「歴史」が詰まっていることなんだ。だから、写真を残したいという点と、他のイベントでも使えるっていう利便性の2つを強みに、世界中の人に、長い間使ってもらえるプロダクトにしたいね。


Q10. これからEverSnapを使う日本人ユーザーへのメッセージをお願いします。

一番最近、あなたの大親友と遊びに行った時のことを思い出してみて欲しい。最高の時間を過ごして、多くの写真を撮ったと思う。それから何年か経っても、アプリがあればいつでも写真が見れて、思い出せる。加えて、あなたに子供が出来た時でも、アプリがあればその頃の思い出を、最高の友人をいつでもあなたのお子さんに紹介できる。EverSnapはそんな素敵なことを実現するアプリだと思うから、ぜひ一度使ってみて欲しい。

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35万ユーザーが使うイベント写真・動画投稿シェアサービスのEverSnap - CEO Sasha Eslamiへのインタビュー



ベイエリアの起業家へのインタビューシリーズ。今回は、EverSnapの創業者兼CEOであるSasha Eslami氏 にインタビューを行った。EverSnapは、結婚式やパーティー等のイベント写真及び動画の投稿シェアプラットフォームだ。米国著名アクセラレーターの500 Startupsや、Plug & Play Ventures等の投資家から資金を調達している。

35万人が使うイベント写真共有アプリのこれまで



Q1. まず、ご自身のプロダクト紹介をお願いします。
Eversnapは、一言で言うとイベント写真及び動画の投稿シェアプラットフォームサービスだ。当初はウェディング写真の投稿シェアサービスに限定してやっていたんだけど、最初はWedding Snapというアプリ名だったんだ。最終的には1万件の結婚式の写真を扱うことができたし、アプリのダウンロードはタダだったんだけど、グループごとに100ドルずつ課金して、50万ドルの収益を上げることが出来たよ。

ウェディング写真から、いまのサービスまで拡大したのは、ユーザーの人たちが結婚式を終わった後でも、誕生会とか他のイベントに対してもサービスを拡大して欲しいって言ってくれたからだね。基本的に今は、フリーミアムモデルでやっていて、ユーザー数は35万まで伸ばせたよ。


Q2. このビジネスアイデアはどういうきっかけで考えつかれたんでしょうか。
僕の会社の共同設立者の彼女がホテルで働いていて、そこのホテルであった結婚式特別に招待してもらって見に行かせてもらったんだ。実際行ってみるとすごく大きな結婚式で、プロのカメラマンが4,5人いたと思うよ。そこで気づいたのは、招待客がみんなこぞって写真をたくさん撮っていたこと。プロのカメラマンなんてお構いなしにね。

結婚式の後は、プロのカメラマンから写真をもらうのが普通だと思う。僕は、結婚式に来てる招待客に、プロが撮った写真以外に、他の招待客が撮った写真も欲しいか聞いてみた。ほとんどの人はYesって答えたね。けど、その時はFacebookとかで送ってもらう方法しかみんな持ってなかったんだ。Eversnapみたいな共通の写真と動画投稿シェアサービスなんてなかったし。これがアイデアを思いついたきっかけだね。


Q3. 他サービスとの差別化はなんでしょうか。
ウェディング以外にも幅広く写真を扱っている所だ。ウェディング写真の投稿をする人が、それ以外のイベント写真にも使ってくれるっていう導線ができているのが差別化ポイントだよ。つまり、繰り返し何度も使ってもらえるチャンスがある点だね。加えて言うと、無制限で写真と動画を投稿できるところかな。他のウェディング写真、動画投稿シェアサービスは長くても30秒の動画しか投稿できないからね。


Q4. 現在のユーザー数は何人で、どうやってユーザー獲得をしたのでしょうか。
35万ユーザーいるよ。さっきもいったけど、最初のWeddingSnapをやっていた時は、結婚式向けのブログとかに広告を出したけど、それ以降は何も広告を出してないんだ。どの結婚式も平均で150人の招待客が来るし、その人達は4つくらいアルバムを投稿して、しかもそのアルバムに大体5人くらいの友達を招待するんだ。そうやって、数珠つなぎにユーザーを拡大していったよ。


Q5. あなたのバックグランドを教えて下さい。このサービスを始める前にどんなことをされていたんですか。
大学時代はmingleっていうソーシャルアプリの会社をやっていたよ。コンファレンス向けのソーシャル・ネットワークアプリだね。それを1年くらいやっていたね。その後は、顧客からもらった文章の声出しを、10ドル程度で雇ったアルバイトにしてもらって、録音した音源を渡すっていうサービスをやっていたよ。


Q6. 資金調達の秘訣はなんですか。特にアーリーステージ向けにお願いします。

50%はそのプロダクトの紹介で決まる。簡潔に、かつ質の高いプロダクト紹介が出来て、しっかりと投資家にその意図が伝わるかが鍵だと思うよ。残りの50%はトラクションとかビジネスモデルとかで決まるけどね。


Q7. どうやって500Startupsから資金調達したのですか。
500Startupsにアプライした時は、月で5万ドルくらい収益があったんだけど、2.5万ドルの資金調達したんだ。5回くらい投資家に会って、プロダクト紹介したよ。ほんとに500Startupsに入りたかったからね。


Q8. 日本市場への進出を考えていますか。

実際、近々日本市場への投資を考えているよ。ローカライズとかのために資金を出すために。すでに日本市場にはユーザーがすでにいるから、次のステップはローカライズだね。


Q9. EverSnapは今後どう使ってもらいたいですか。

EverSnapを世界中の人に、継続的に使ってもらうことだね。EverSnapの特性は2つあって、1つは、一度ユーザーが使えば、他のイベントがあるときでも続けて使ってもらえること。2つ目は、EverSnapには、たくさんのユーザーが投稿した写真の「歴史」が詰まっていることなんだ。だから、写真を残したいという点と、他のイベントでも使えるっていう利便性の2つを強みに、世界中の人に、長い間使ってもらえるプロダクトにしたいね。


Q10. これからEverSnapを使う日本人ユーザーへのメッセージをお願いします。

一番最近、あなたの大親友と遊びに行った時のことを思い出してみて欲しい。最高の時間を過ごして、多くの写真を撮ったと思う。それから何年か経っても、アプリがあればいつでも写真が見れて、思い出せる。加えて、あなたに子供が出来た時でも、アプリがあればその頃の思い出を、最高の友人をいつでもあなたのお子さんに紹介できる。EverSnapはそんな素敵なことを実現するアプリだと思うから、ぜひ一度使ってみて欲しい。

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