『数千万・数億人の起業家を支援していく存在に』500 Startups創設者Dave McClureへのショートインタビュー



2014年10月21日、500 Startupsのバッチ10のデモデイが開催された。500 Startupsはシリコンバレーを代表するアクセレーターである。今回は、この500 Startupsの創設者であるDave McClure氏にショートインタビューする機会を得たので下記に紹介したい。

将来は、数千万・数億人の起業家を支援していく存在に


Q1. 投資をする際、起業家のどのような点を重視して見ていますか。
重視して見る点は2つあります。1つは製品がどのような機能を持っているのか。そしてもう1つが顧客満足度など、顧客に関するデータです。製品が実際にユーザーに使われていて、ユーザーがお金を落とすレベルまで達しているのかどうか、そしてユーザー数の成長率などを見ます。加えて言えば、今までのトラクションデータを基に、これから成長できるかも見ます。


Q2. これから日本人起業家が500 Startupsにアプライするケースが増えくると思われますが、今後アプライする日本人起業家にどのようなアドバイスをされますか。
失敗を恐れず、どんどん挑戦して欲しいというのが、いまあげられるアドバイスですね。私の記憶では、今までに約15社程度の投資を日系企業にしています。具体例をあげると、Tokyo Otaku Modeや、つい最近投資したWHILLなどが挙げられます。


Q3. 500 Startupsに合格できるほどのビジネスアイデアを考える際、どのようなアプローチ、マインドセットを持つべきだと思いますか。
とにかくまわりの友達や家族が持つ問題を解決するというスタンスを持つべきだと思います。その際大事なのが、熱意を持つことと、いま問題を持っている人がすでに知っているような解決策は考えないことです。

Q4. 日本では若い人たちにもようやく起業しようと意識する文化が芽生えてきたと思いますが、これから起業しようとする若者がいたら、どのようなアドバイスをしますか。
まず最初に言えるのが、もし熱意がないのであればスタートアップに入るのはあまりおすすめしないということです。ですが、世間的に言われるお固い仕事よりはスタートアップの仕事はより楽しめて、刺激的なものでしょう。個人的に成長したい、誰かの問題を解決したいという熱意があれば、スタートアップという世界は魅力的なものだと思われます。


Q5. 既にMexico Cityではアクセラレータープログラムを提供していますが。これからの北米以外の地域への進出に関してはどうお考えでしょうか。
現在、韓国、台湾ではファンドを始めましたし、オーストラリア、アフリカ、シンガポールでは他のアクセレータープログラムに投資もしています。今後は日本などを含め、他の国々への進出も念頭に進めて行こうと思っています。


Q6. 最後の質問です。10年後、20年後の将来、500 Startupsはどうなっていると思われますか。
ここシリコンバレーエリアのみならず、世界中の投資家や起業家を活気づける存在になっていると思います。これから世界中で出てくるであろう起業家が投資を受けやすい、ビジネス教育を受けやすいような環境を整えたいと思っています。そして数千万、数億の起業家が投資、専門的なビジネス教育を受けられるような存在になりたいと考えています。

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『数千万・数億人の起業家を支援していく存在に』500 Startups創設者Dave McClureへのショートインタビュー



2014年10月21日、500 Startupsのバッチ10のデモデイが開催された。500 Startupsはシリコンバレーを代表するアクセレーターである。今回は、この500 Startupsの創設者であるDave McClure氏にショートインタビューする機会を得たので下記に紹介したい。

将来は、数千万・数億人の起業家を支援していく存在に


Q1. 投資をする際、起業家のどのような点を重視して見ていますか。
重視して見る点は2つあります。1つは製品がどのような機能を持っているのか。そしてもう1つが顧客満足度など、顧客に関するデータです。製品が実際にユーザーに使われていて、ユーザーがお金を落とすレベルまで達しているのかどうか、そしてユーザー数の成長率などを見ます。加えて言えば、今までのトラクションデータを基に、これから成長できるかも見ます。


Q2. これから日本人起業家が500 Startupsにアプライするケースが増えくると思われますが、今後アプライする日本人起業家にどのようなアドバイスをされますか。
失敗を恐れず、どんどん挑戦して欲しいというのが、いまあげられるアドバイスですね。私の記憶では、今までに約15社程度の投資を日系企業にしています。具体例をあげると、Tokyo Otaku Modeや、つい最近投資したWHILLなどが挙げられます。


Q3. 500 Startupsに合格できるほどのビジネスアイデアを考える際、どのようなアプローチ、マインドセットを持つべきだと思いますか。
とにかくまわりの友達や家族が持つ問題を解決するというスタンスを持つべきだと思います。その際大事なのが、熱意を持つことと、いま問題を持っている人がすでに知っているような解決策は考えないことです。

Q4. 日本では若い人たちにもようやく起業しようと意識する文化が芽生えてきたと思いますが、これから起業しようとする若者がいたら、どのようなアドバイスをしますか。
まず最初に言えるのが、もし熱意がないのであればスタートアップに入るのはあまりおすすめしないということです。ですが、世間的に言われるお固い仕事よりはスタートアップの仕事はより楽しめて、刺激的なものでしょう。個人的に成長したい、誰かの問題を解決したいという熱意があれば、スタートアップという世界は魅力的なものだと思われます。


Q5. 既にMexico Cityではアクセラレータープログラムを提供していますが。これからの北米以外の地域への進出に関してはどうお考えでしょうか。
現在、韓国、台湾ではファンドを始めましたし、オーストラリア、アフリカ、シンガポールでは他のアクセレータープログラムに投資もしています。今後は日本などを含め、他の国々への進出も念頭に進めて行こうと思っています。


Q6. 最後の質問です。10年後、20年後の将来、500 Startupsはどうなっていると思われますか。
ここシリコンバレーエリアのみならず、世界中の投資家や起業家を活気づける存在になっていると思います。これから世界中で出てくるであろう起業家が投資を受けやすい、ビジネス教育を受けやすいような環境を整えたいと思っています。そして数千万、数億の起業家が投資、専門的なビジネス教育を受けられるような存在になりたいと考えています。

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